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欧州文化首都VP10日目 インフォセンターとルーマニア料理

ボランティアプログラム10日目。
欧州文化首都のオープニングセレモニーが明日に迫った。
プレスや関係者の受け入れが始まっている。今日から各ホテルにインフォセンターが設置され、ボランティアが交代で入ることになった。
私は午後からのシフトで、午前中は休みだったため、パパナシュを食べに行く。
久々のパパナシュ。揚げドーナツにサワークリーム、フルーツジャムがのった、ルーマニアのスイーツだ。
美味しいものの、あげもの&クリームの組み合わせは30過ぎた胃袋にはきつい。量が多くて一人では食べきれないだろうという予想はあたり、2人で行ってシェアして大正解だった。

ルーマニアのスイーツ パパナシュ。これはチョコソースだがフルーツジャムがのったものが一般的。


午後からは活動のために移動。支給されたパーカーとレインコートに、リュックサックを背負うと、ランドセルを背負って雨の日に登校する小学生の気分だ。

支給されたレインコートとリュック。パーカーやレインコートの後ろにはMy work is pricelessの文字が大きく印字されている


インフォセンターはibisホテルのロビー。とてもきれいで現代的なホテル。いつ頃建てられたのだろう。

インフォセンターでは、関係者にパンフを渡したり問い合わせに答えるのが仕事だ。オープニングセレモニーは明日からなので、今日は数組人が来る程度だった。


日本では見かけなくなった回転ドア。ほとんど気まぐれにしか稼働せず、みな横のドアを使っていた

待ち時間が長いので一緒にシフトに入った高校生と話をしたり、折り紙をして過ごした。一緒のシフトに入った子は昨年、同じくティミショアラで開催された大きなイベントで、ゴミ拾いのボランティアをしたのをきっかけに、いろんなボランティアに参加しているらしい。やったことない仕事をできるのが楽しみと言っていた。ゲストからの問い合わせにも堂々と答えて、時にはゲストの要望に応えてタクシーの手配まできっちりとしていて格好良かった。それはホテルの人に任せて良いのではないかとも思ったが。

ルーマニアの話もたくさんしてくれた。ティミショアラの物価がこんなに上がったのはこの1、2年の出来事だということ、今はルーマニアでもKポップが流行っていること、コロナ禍ではオンラインで授業を受けていたこと、オンライン授業をうけるためのPCがない生徒にはPCが寄付されたこと、車の運転免許は基本的には18歳からだが16歳以降は小さな車だったら運転できること、ベガ川は夏が美しくて大好きだけど冬はイマイチだと思っていること、今日は学校だったけどボランティアのために学校から許可をもらって休んでいること。
日本語にも興味を持ってくれて、自分の名前や、こんにちはなどの日本語をノートに書いてくれと頼まれた。折り鶴も一緒に作ってくれて、嬉しかった。
訪れたゲストに折り鶴を配っていると帰りがけにホテルの受付の女性がやってきて欲しそうにしていたので一羽プレゼント。とても感激していたので新しい折り紙を出して一緒に鶴を作った。隣の受付の方に笑われながら興奮して作っていたので本当に楽しい時間だった。日本の折り紙文化はこんなとき便利でありがたい。
小さなことだけど、ルーマニアの方にとって日本が少し近しい存在となるきっかけとなれば嬉しい。

シフト後はルーマニアレストラン、Mioritaに行ってみる。昨夜は予約でいっぱいだと断られたが今夜は無事に入店でき、念願のサルマーレ(ロールキャベツ)とミチ(お肉)を食べることができた。サルマーレを頼むとついてくるママリーガは多いので3山のところを1山にしてくれと頼んだのに、しっかり3山やってきた。
Asta e.




Mioritaは街の中心地にあって、訪れやすくておすすめだ。サルマーレ、チョルバ、ミチ、ビールを飲んで82レイ(約2400円)しなかった。量は多いのでこちらも二人でシェアした。
サルマーレを食べれるお店を尋ねると、2人中2人のルーマニア人からNoraというお店をオススメされていたのだが、街から4kmほど離れている。車かタクシーを使わないと行きにくい。
これでようやくザ・ルーマニア料理を食べることができたので満足だ。明日からの活動も頑張れそう。

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