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ドラマ「きのう何食べた? season2」第12話(最終回)感想(ネタバレあり)

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あるある

シロさんに「誕生日プレゼント何がいい?」と聞かれたケンジ。

「シロさんにおまかせする」、
「シロさんが俺に何くれるのかな? ってワクワクしながら待つの、すっごいロマンチック」、
「俺もシロさんに誕生日プレゼントする」、
「お互いにプレゼントのしあいっこしたい」、
「俺はシロさんの選んでくれたものなら何でもいいよ」。

シロさん(ケンジのこういうとこ……めんどくさい)。

吹いた。
実感こもり過ぎ。(笑)

乙女なケンジと、面倒臭そうなシロさんのやり取りは、毎回面白かったな。


ケンジはプレゼントを「何でもいい」って言ってるけど、そんなわけが……と思いながら観ていたら、
佳代子さんとシロさんもやっぱり同じことを思っていた。(笑)

乙女あるあるだね。

彩り

ケンジのプレゼントはお弁当箱。

ステキなのが手に入って嬉しくて眺めていたら、シロさんに見つかってしまう。

でも渋めなデザインかつ実用性もバッチリで、シロさんたいそう気に入る。

ケンジ、ナイスチョイス!

お揃いにしたことも、シロさんは嫌がらなかった。

シロさん、変わってきてたもんね。
よかったな、ケンジ。

しかし、無駄な型抜きやピックは禁止と言うシロさん。そこは変わらず。

ケンジ「シロさんつまーんなーい! 生活に彩りがなーい!」
シロさん「彩りのない生活で悪かったな」。(笑)

先週ジルベールが言っていた、シロさん手作り弁当への評価(タッパーダサい、中味全部茶色)は、この伏線だったのか!?

衝突

入居する老人ホームが決まり、一安心の筧家。

シロさんの両親は息子に言う。

「お前は子供に面倒見てもらえないんだから、老後のことをしっかり考えておかないと」、
「ケンジさんみたいないい方と別れちゃダメよ」。


夕食の後、シロさんはケンジに「ちょっといいか」と声をかける。

そして、自分の遺産をケンジに譲るための遺言書を作るつもりだと話す。

ケンジ「それって死ぬまで俺と一緒に居てくれるってこと?」

シロさん「それは……わからないよ。でも俺が来月急に交通事故で死ぬ可能性だってあるわけだし」

ケンジ「なによ、そこはもうちょっとロマンチックなこと言ってくれてもいいじゃない」

ロマンチックな言葉を聞きたいケンジと、
無責任なことは言いたくないシロさん。

どっちの気持ちもわかる。


遺言書を作るつもりでいたシロさんだが、話しているうちに養子縁組の方が手っ取り早いことに気付き、そっちにしようと言い出す。

「養子なら相続税も安い」などと現実的なことばかり言うシロさんに、ケンジは呆れる。

ケンジ「シロさんって……結局お金だけなんだね~」。

もちろんシロさんはそんなつもりじゃなかった。
でも、シロさんは自分の気持ちを上手く言葉にできない。

「…………それだけじゃないよ」
「……俺はさ…………」。

黙ってしまったシロさんの後を引き取って、ケンジは「養子縁組は嫌だ」と断言する。

なぜなら、一度養子縁組した者同士は結婚できないからだ。

将来同性婚が認められた時のことを、ケンジは考えていた。

ケンジ「養子縁組したら俺たち結婚できなくなっちゃうじゃない。嫌だよそんなの」。

ケンジが結婚の可能性について調べていたことを初めて知り、シロさんは衝撃を受ける。

ケンジ「俺、家族って言ったって、シロさんと親子になりたいわけじゃないもん」。

涙ながらのケンジの言葉は、シロさんの心に相当響いたようだ。

シロさんとケンジ、season2に入ってからずっと仲が良かったから、衝突するのを久しぶりに見た。

2人とも、相手への想いが空回りしちゃってる感じだったなぁ。

社長椅子

弁護士事務所にて。

新調された、ボス用の立派な椅子に腰かけるシロさん。

ぎこちなさもありつつ、ご満悦な感じもチラリ。

背もたれをやたらユラユラさせるのが、子供みたいで笑えた。

のり弁

最終回の料理は、なんとケンジが担当。しかもお弁当。

シロさんが弁当箱の包みを持ち上げると、クマちゃん付箋のメモが。
相変わらず可愛いなぁ、ケンジ。

さてどんなお弁当なんだ?

シロさんが蓋を開けたら、
シンプルだけど彩りのいい、美味しそうなお弁当。

これ、タッパーではここまで映えないだろうな。
お弁当箱って大事なんだね~。

おかずの下には海苔。のり弁だ。

のり弁といえば、ホカ弁屋における最安メニューとして馴染み深いが、今回ののり弁は、

・ちくわの磯辺焼き
・卵焼き
・ウインナーとピーマンの炒め
さらに
・おかかふりかけ

これ全部を朝から手作り。
(きんぴらごぼうはシロさんの作りおきかな?)

お店ののり弁も美味しいけど、
手作りの美味しさって、やっぱりあるんだよな。

シロさん、旨い旨いと食べて、
(ケンジも今頃これ食べてるかな?)
と、思いを馳せる。

一方、ケンジの方も、
(シロさん喜んでくれてるかな?)
と、思いを馳せる。

2人の食事のシーンといえば、「食卓で向かい合って」が当たり前だった。

でも、こうして離れている時に、同じお弁当を食べて相手を思う、そんなシーンも新しくていいね。

お揃い

シロさんのプレゼントはエプロン。

ケンジに贈ったものと色違いのエプロンを身に着け、ドヤ顔でケンジに見せるシロさん。

シロさんがお揃いをプレゼントしてくれたとわかったケンジは、感激で固まる。

シロさんはケンジに近づき、エプロンを着せてあげる。

日頃からロマンチックロマンチック言うわりに、不意討ちのロマンチックに弱いケンジ。
すっかり動揺し、シロさんにされるがまま。

……ってシーンなんだけど、
内野さん、やり過ぎだ。(笑)
エプロンが高級ランジェリーか何かに見えてしまい、目のやり場に困った。
(私だけですか? スミマセン。)

それはともかく、以前は「お揃い禁止!」と言っていたシロさんが、自分からお揃いを買うなんて、すごい変化だ。

シロさん、ケンジの気持ちに寄り添えるようになったんだね。

シロさんの想い

ケンジはシロさんに「お金だけ」と言ったことを謝り、遺言の話を受けると伝える。

シロさん「お前と死ぬまで一緒にいるかって話だけど……、やっぱり断言できない。この先俺たちに何があるかわからないから。
でもこれだけは思ってるんだ、
俺の人生で、俺の遺産譲ろうなんて思う相手は、お前ぐらいだ」。

ロマンチックな台詞ではなかったけど、ケンジはシロさんの想いをくみ取った。


お揃いのエプロンを着け、2人並んで食事の支度をする。

シロさんはケンジを見ながら思う。

(あのな、ケンジ、
もしもこの先、俺たちが別れることになったとして、
俺が死ぬ時、お前が誰か別の人と暮らしてても、それはそれでいいんだよ、
俺はお前が幸せなら)。

ケンジが顔を上げると、自分のことを見つめていたシロさんと目が合う。

照れ笑いでごまかすシロさん。

独り言のようにケンジが言う。

「一緒にいるよ。
俺は死ぬまでシロさんと一緒にいる。
死んでもいる」。

気持ちを読まれたような気がして驚くシロさん。

「『死んでもいる』って、この部屋の幽霊みたいだな」

と、照れ隠し。

空回っていた2人の想いがようやく通じ合い、めでたしめでたし。

season2 振り返り

season1 はシロさんとケンジの恋愛ドラマとして観ていたけど、
season2 の2人は もはや家族で、ファミリードラマみたいな感じだったなぁ。

恋人同士のドキドキ、ワクワクのお話から、
夫婦の絆のお話に変わった。

独り者としては、season1 の方が共感しやすかったかも。

でも、シロさん&ケンジ、小日向さん&ジルベールを見ているのは楽しいから、続きをやるならまた観たい。


最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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