『宇宙が教える人生の方程式』感想

宇宙が教える人生の方程式

先日は、佐治晴夫さん著『宇宙が教える人生の方程式』を読破。

かなり前に図書館で予約していたけど、多忙だったため読めず(涙)
今回はしっかりと感想を残しておこうと思います。

私は、リケジョではなく、典型的な文系女子。
それでも、素数とか大自然の神秘とかは、意味を理解できなくても惹かれるのです。

この本は、様々なジャンルの学問が合体したような内容。
数学や物理学から始まり、科学・天文学・生物学だけでなく、哲学や文学や宗教学までも網羅されていました。
学問好きの私が惹かれた理由がここにあったような気がします(笑)

そして、詩的表現で書かれている文章も多く、大いなる宇宙に思いを馳せる事が簡単にできてしまいます。

『今日に終わりはない』というフレーズも印象的。
23時59分59秒と24時の間の1秒には数字的には59秒〇〇というように、59秒999999999……と永遠に続くという事になります。
不思議ですよね~。
時は流れているのに、次の日にならないなんて!

そういうところも、私が惹かれる要因です。

明日はあるようで無い?
でも目覚めたら明日になっている。

時間って、有るのに無い。
でも、無いのに、確かに有る。

時間は見えないので、あるかどうかもわかりません。
時計の針が進んでいくのを「共通理解」として万人が共有しているから有るように思いますし、日が昇り沈むから有るように思えるのです。

有るとか無いとかの話になると、たまりません(≧▽≦)

私が専門に扱っている『禅タロット』もその考え方です。
過去も未来も無い。
あるのは、『今』という瞬間だけ。

ならば、『今』という瞬間を全力で生きる事しかできないのです。

そして、これまた素敵な言葉が書かれていたのですが、
『自分とは「自」然の「分」身なので、自分の意志で身体の調子をコントロールする事はできない』
という事です。
心臓の動きは意志の力ではどうする事もできませんし、病気を治す事も意志の力だけでは難しい。
なるべく病気にならない生活を自分なりに心掛けるしかありませんし、心掛けても病むときは病みます。
人間の身体も大自然の産物…ということですね(^▽^)/

宇宙

不思議な感覚と宇宙空間に浸れるこの本、現実と現実を超えた部分との橋渡しをしてくれるので、ちょっと思いを遠くに馳せたい時にもおススメです。


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