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許しこそが究極の共存~《人境倶不奪》
4部作の最終回。
【奪人不奪境】
で、自分をなくし何かに委ねる。
【奪境不奪人】
で、自分を優先する。
【人境両俱奪】
で、何も無い状態を味わう。
という流れでしたね。
4部作最終回の今日の禅語。
【人境俱不奪】
(にんきょうぐふだつ)
自分も他人も存在する。
互いに否定することなく、認め合い尊重しあう状態。
さてさて、今までの3回では、
「他人優先」
「自分優先」
「自分も他人も無くす」
というイメージですが、さすがにそれでは終わりません。
最終的には、1人では生きられない。
自分があって、他人がある。
自分も大切、他人も大切。
自分も認めて、他人も認めるのです。
意見の正誤や善悪は関係ありません。
自分の存在を認めて、他人の存在を認める。
究極の共存ですね。
自分の意見だけでも、他人の意見だけでもダメ。
否定だけでも、もちろんダメ。
すべてを肯定する事が大切なのです。
それが共存。
何かを否定しても、何も始まらない。
「否定」ではなく、「共存」。
ひとりではできない事を成し遂げるために、皆で力を併せる。
そのためにはどうすれば良いのか?
と、力や知恵を併せる。
でも、世間ではどうも否定が降り注ぐようです。
肯定している人は文句を言いませんので、否定している人の声が大きくなるという現状でもあります。
そういう私も、否定的に捉えている事はたくさんあります。
息子たちに対して否定的に言ってしまう事もあります。
でも、そういった事も含めた上で。
最終的には家族全員が全員を認めていると思います。
言い合いもしますし、意見も違いますが。
それでも、認め合っている部分が大きいのでしょう。
諦めもありますし、放置もあります。
見ない事にして、平和を保つ事も。
それでも、良いとか悪いとかを超えた絆…
と言えば、聞こえは良いですが(笑)
たぶん、認め合っている部分が大きい。
私も家族にはアレコレ許してもらっています。
だから、私もソコソコ許す。
それを、家族という枠を超えた部分でも、それぞれができている。
と期待しています(笑)。
この流れで考えると。
許してもらえるから、許せるのかな。
認めてもらっているから認める事ができるのかな。
たぶん、学校でも会社でも同じ。
友人でもPTAでも地域でも同じ。
許しこそが究極の共存なのでしょう。
その為には、自分で自分を許す事も必要。
自分を許していないと、他人を許す事ができません。
自分を許せない人が他人ばかり許すのも、ちょっとおかしい。
まずは自分で自分を許しましょう。
できの悪い自分を許す。
文句ばかり言っている自分を許す。
思い通りに動けていない自分を許す。
理想の生き方ができていない自分を許す。
そして、その次は家族や友人などの近しい人を許す。
できの悪い家族や友人を許す。
文句ばかり言っている家族や友人を許す。
思い通りに動けていない家族や友人を許す。
理想の生き方ができていない家族や友人を許す。
そしてその次は、もう少し広い範囲の人を許すのです。
できの悪い周囲の人を許す。
文句ばかり言っている周囲の人を許す。
思い通りに動けていない周囲の人を許す。
理想の生き方ができていない周囲の人を許す。
想像しただけで、世界平和が訪れそう!!
自分も家族も友人も。
学校の人も会社の人も政治家も。
みんながそれぞれ許したら、世界平和が訪れます。
その為には、まずは自分で自分を許す事から始めてみませんか?
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