「何かいいことないかな～」について

「何かいいことないかな～」

これはちょっと前までの私の口癖です。
一見文字で見ると
　何かいいことを探している。
　前向きな言葉。
そんな感じにも見えますが、この呟きをする時はたいてい、「どこかからいいことが降ってこないかしら。」と思っているだけです。
なにも真剣に探していないし、すごく他力本願です。
毎日がつまらないから、ただ呟いたにすぎません。

今思うと、この口癖はもったいなかったと思います。
「あとちょっとなのに！惜しいな～～！」
といった感じ。
この口癖をこう変えるだけで、人生の視野はぐっと広がります。

「いいことって何かな～？」

「え？」と思われたかもしれません。
文字を入れ替えるだけですか？
どこが違うんだ？
そうですよね。だから、「何かいいことないかな～」は惜しかったのです。
そう、文字を入れ替えるだけで、他力本願ではなくなります。
今呟いてみて下さい。あくまでもやる気なく。
「何かいいことないかな～」
そしてあくまでもやる気なく。
「いいことって何かな～」

ん？少しだけ違うかも？

でもそんなに変わらないよ？
確かに「いいことって何かな～」の方が自分で考えやすいような気がしたけど、そんなに歴然たる差はないよ？
しかしこの差が口癖においては、のちに歴然たる差になるのです。
分析してみるとこうです。

何かいいことないかな～
　　なんとなく漠然としたいいことが起こらないかな～と言う希望。

いいことって何かな～
　　いいことと言うのは何だろうという問い。

そもそも言葉の目的が違うのです。
いいことを見つけるためには漠然とした希望を呟くのではなく、自らに問うてみて、自分の意識をいいこと探しにシフトさせることが大切です。
その時すぐにいいこと探しを始める気力がわかなくとも、「いいことって何かな～」を口癖にすることで、無意識化でいいことを探し始めます。
今までと同じ道を通っていても、いいことに目が行くようになるのです。
同じ雑誌を読んでいても、自分にとっていいことが目に留まりやすくなります。
そうしていいこと探しを無意識化で行っているうちに、ある時答えがポコンっと意識下に浮かび上がってくるのです。

「何かいいことないかな～」

を口癖にしてしまう人、これからは

「いいことって何かな～」

を口癖にして、あなたの人生に良いことを引き寄せて下さい。

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