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【オンラインUターンその2】うら、ムラに帰る!

日時:2021年2月6日
こんにちは。うらです!
ムラビトインタビューの2回目は、第1回でインタビューをさせて頂いた小澤さんから「ぜひ皆さんにこの方のお話を聞いてほしい!」とご紹介を頂いた、トレイルランナーの「中川政寿(なかがわまさとし)さん」のお話を伺いました!

奈良県ご出身、京都を舞台にトレイルランのインストラクターをされていた中川さんが、どのように龍神村と繋がりを持ち、龍神村でどのような暮らしを創られているのか!??
魅力的なお話の一部を残したいと思います(^^)

210206_ムラビトインタビュー02まとめ

■ムラとの出会い
龍神村との出会いは今から約7年前。京都での職場の同僚がなんと龍神村のご出身とのことで、その方のUターンについて遊びに行ったのがきっかけだったそう。
小澤さんのお店でお茶をしていたところ、近くの空き家が空いている、という話になり、見にいくとなんとそこはトレイルランのできる山への入り口から徒歩5秒!!
運命的なこの出会いにご縁を感じ、なんと遊びに行ったその場で移住を決意されたそう!!!笑
その即決力にびっくりしました(≧∀≦)
帰ってから奥さんにはびっくりされたようです笑
1年間の準備期間を経て、いざ龍神に拠点をうつされ、京都との2拠点での生活をスタートされました(^^)
これからの時代、駅からの距離ではなく、「登山口からの距離」で家を選ぶこともあるのかも?!!笑

■トレイルランとの出会い
学生時代、長距離のランナーだった中川さん。就職した会社を辞められて、もう一度走り直そうと思った時に、当時はまだ知名度のなかったトレイルランのイベントに参加されたことがきっかけで、その魅力に気付かれたそう。
美しい山々を駆け抜ける喜び、地元の方の暖かいもてなしに触れられるトレイルランは、「始めた人なら誰もがどハマりする!!」と豪語されるほどの魅力が詰まっているようです!!
プロのランナーとして表彰台にも登る傍ら、「自分たちが遊ぶ場所を自分たちで守る」と、荒れたトレイルを保護する活動にも関わり始め、徐々に走るだけではない裏方の活動の領域を広げられていったそうです!

■ムラのトレイル
龍神村のトレイルは、和歌山で最も高い標高である龍神岳、紅葉が綺麗なブナの森、冬は雪も積もるという様々な自然の顔を見られる一年中楽しめるフィールドで、なんと車でかなり標高の高いところまでアクセスできるという好立地だそう!初心者にも優しいですね(^^)
京都でのトレイルランのお客様にも自信を持って案内ができる魅力的なフィールドのようです!!
トレイルランの魅力のひとつに、「走ることに没頭できること」があるとおっしゃっていた中川さん。凸凹でアップダウンのある山道は、しっかりと自分が踏み締める足元を確認しながら走る必要があり、登り坂はゆっくり歩き、気持ち良い下り坂があれば子供のように駆け抜ける。そんな「走ること」に没頭できる時間は、街中のランニングでは経験することのないトレイルランならではの魅力のようです(^^)
これは一度やってみねば!!と言うことで、うら、ムラでトレイルする!!いつかやります!笑

■幻の熊野古道”奥辺路”プロジェクト
熊野本宮へつながる世界遺産”熊野古道”。いくつかのルートが世界遺産として認定されていますが、実はまだ世には知られていない幻の龍神村を通るルート”奥辺路”が存在するようで、龍神村の新たな観光資源にしよう!ということで中川さんはその整備を自ら取り組まれています!!
参詣道の整備や、消失してしまった文献の捜索等奥辺路の整備はまだまだ途上ですが、出来上がっていないからこそ熊野古道の整備過程に自ら関われる、そんな余白・魅力があるプロジェクトだなと想いながら、新たな龍神の観光資源の開発”奥辺路プロジェクト”に僕自身も関わっていきたいです(^^)

■さつまいも栽培
移住されて農業をしたいと思っていた中で、大阪の密香屋さんという焼き芋のお店とのご縁により、さつまいもの栽培を龍神村で始められた中川さん。麹菌と納豆菌で土づくりからこだわって、休耕田をおいしいさつまいもを生み出す財産に変える営みだと紹介してくれました!
龍神村の気候で採れるさつまいもは蜜が多くて甘く、掘った直後に食べても甘くおいしいという特徴があるようです!!
(通常のさつまいもは、掘り起こしてから2週間ほど熟成させる必要があるようです。)
今年はさつまいもの栽培だけにとどまらず、
・地元の奥様方が村おこしとして積極的に関わってもらう場
・ビジネスを学ぶ場
・ものづくりに関して体系的に学べる場
そんな龍神村の魅力を”掘り起こす”場として、温泉街でさつまいもカフェのオープンを計画されているようで、新たなムラのスポットとしてこちらも目が離せません(^^)


中川さんのお話をお伺いして感じたことは、起こることを自身の興味やこれまでの活動と結びつけ、新たな価値にして続けていくという信念。
奥辺路プロジェクトも、これまでのトレイルロード環境整備を龍神村での実践として新たな価値を生み出す形に昇華されているのかなと感じておりました!

「やめてしまうことが失敗」だとおっしゃる中川さん。
今では立派なさつまいも畑になった場所も、2年間ほど別の作物を育ててモノにならなかったところがスタートのようですが、そこでの取り組みをやめなかったことが今の形につながっているようです!
そんな「失敗を失敗のまま終わらせない」中川さんの素敵な生き方に触れることができ、今後龍神村で様々ご一緒させていただけることを勝手に想像し、ワクワクするお時間でした(≧∀≦)

中川さん、ご参加いただいた皆さま、今回もありがとうございました!!
次回もご期待ください!!

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