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【オンラインUターンその4】うら、ムラに帰る!

日時:2021年5月16日
こんにちは。うらです!
ムラビトインタビューの4回目は、第3回でインタビューをさせて頂いたつるおかさんから「いつも穏やかに聞き役に徹されている道下さんの、ご本人の熱い部分のお話を是非聴いてみたい!!」とご紹介頂いた、旅館跡を改装された龍神村の憩所「旭屋心禄(あさひやころく)」を営まれている「道下優海(みちしたゆみ)さん」のお話を伺いました!

私も含めた龍神村外で暮らす方だけでなく、普段道下さんとお会いされている龍神村在住の方にとっても初耳となる、道下さんの素敵な想いと龍神村の魅力に触れることのできた、そんな機会となったインタビュー内容を残したいと思います(^^)

〜お品書き〜
■移住は突然に?!〜龍神村とのご縁〜
■”道下さん流”「地域に入ってまずする三種の神器」はこれ!
■噂が現実に?!!憩所「旭屋心禄」の秘密
■恩恵を還元する


■移住は突然に?!〜龍神村とのご縁〜
静岡県焼津市がご出身の道下さん。
バレーボールにバリバリ打ち込まれる学生時代を過ごし、高校卒業後はアメリカに留学され、その後東京で購買コンサルタントや不動産ファシリティマネージャーのお仕事をしながら、何一つ不自由のない生活をされていたそうです。
ただ、便利な東京での暮らしの中に、どこか満たされないといった漠然とした感覚はいつも感じておられたようです。

そんな中、30歳を迎えられた頃、微熱から何気なく行った病院でとんでもないことが発覚。
「余命2週間」です、と。
診断は白血病。病院の先生からすると生きているのが不思議なくらいの状態だったそうです。

私だったら頭が真っ白になって何も考えられないだろうこの状況で、道下さんは「暗く生きても仕方ない!」と、死ぬ前にやりたいことリストをお母様と作られ、治療の合間に一つずつ実行していかれたそうです!

そのリストのトップ3には四国八十八ヶ所のお寺を巡り、最後に高野山に向かうお遍路があり、その旅路で立ち寄ったことが龍神村との最初の出会いだったそうです。

2年間の治療を経て奇跡的に快復された後、海外も含めて住まいの環境を変えようとお家を探していた所、2017年のゴールデンウィークにSUUMOに掲載されていた今の龍神村のお家(当時は空き家)を見つけられたことがきっかけで、数日後には現地を見学し、購入を即決されたとのこと!!!!!

SUUMOに地方の空き家、載ってるんですね笑
それにも驚きましたが、何より道下さんの、数日前に見つけた地縁のない土地の空き家購入を即決され、その2ヶ月後にその地に移住されるという行動力にただただ驚きの連続でした😂
その年の年末には旦那様が、その後道下さんのご両親もタイミングが合い焼津から移住され、家族総出で龍神村へ移住されたようです!


■”道下さん流”「地域に入ってまずする三種の神器」はこれ!
①草刈り
②狩猟免許取得
③就農支援センターに通う 

この3つに取り組むことでスムーズに龍神村での暮らしを始められた、と語る道下さん。
なんでも、一番大事なのは「草刈り」だそうです。
え?草刈り??
イベント参加者総出で「?」でしたが、理由を聞いて納得、
草刈りをすることで、周りにお住まいのその地域の方が話しかけてくれるきっかけになるのだとか(^^)

やっぱり外から急に見知らぬ人が来るとざわつくのは田舎の常ですが、そこは道下さん、この草刈り外交ですんなりと会話のきっかけを掴まれ、周りの人と仲良くなっていかれたそうです!
「鎌を使って手で刈るのが良いんですよ〜」と楽しそうにおっしゃる道下さんの言葉は、説得力抜群でした!!笑

草刈りをきっかけとした会話により周辺にお住まいの方からその地域での暮らし方を学び、狩猟免許取得や就農支援センターでの学びを地域に還元するという、いわば三種の神器が生み出す好循環により、道下さんは見事に急に移り住んだ龍神村での暮らしを定着させていかれたようです(^^)


■噂が現実に?!!憩所「旭屋心禄」の秘密
道下さんが即決で購入された龍神村の空き家では、昔「旭屋」という旅館が営まれていたようで、10年空き家となっていた間に相当な劣化があったようですが、昔ここに人が集っていたことを感じさせる素敵な玄関、雰囲気があったそうです。
2017年の夏に引っ越され、移住者用の市営住宅に住みながらこの空き家の改修工事をしていた時に、事件は起こります。

「あの空き家、工事終わったらお店するらしいで。。。」
そんなことが急に地域で噂されるようになったよう。
当の道下さんご本人はそんな気は全くなく、自分の住む家として改修工事をしていただけ。

「お店はいつオープンするのですか?」
しまいにはそんな取材が飛び込みで新聞社から来る事態にも。笑

「これはもう、店をするしかないな!」
そうやって道下さんが決断され生まれたのが、「旭屋心禄(あさひやころく)」という憩所だという始まり方にびっくり!!笑

「旭屋」は昔の旅館の名前から、「心禄」は愛犬の心禄ちゃんからとられたそうです(^^)

お店外観

「カフェが欲しいな!」
「コーヒーだけやとあかん、お酒も飲めるようにせんと!」
「ここで結婚式の披露宴を開きたいんですけど」
地域の皆さんからこのような声が上がるたび、必死に取り入れながら今の形に至っていると、旭屋心禄の秘密を教えてくれた道下さん。

そんなことあるんだ!!という驚きと、それだけ龍神村の人から頼られる存在になられている道下さんのお人柄で、一気に旭屋心禄のファンとなりました😂

内観


■恩恵を還元する
龍神村での暮らし、旭屋心禄の営みで道下さんが大切にされている想いとしてあげていただいたのが、
「自身が受けた恩恵を還元する」ということ。

見知らぬ土地から移住してきた自分を快く受け入れてくれ、お店が始まってからもたくさん応援してくれる地域の皆さんに、とにかく還元したい!
それが道下さんの想いであり、だからこそお店には「村民割引」があるそうです。

こんな素敵なお考えの店主がいる。
「旭屋心禄」が地域から愛されている「憩所」である理由が分かりました(^^)
ムラに帰ったら、真っ先にお伺いしたい場所がまた増えました!!

心禄


いかがでしたか?道下さんのお話。
私は道下さんの圧倒的な行動力と決断力、滲み出る素敵なお人柄に、とにかく聞き入ってしまう90分間でした。
参加いただいた方からも、うら、ムラに帰る!の機会があったからこそ聞けたお話だった!とのお声も頂き、とても嬉しい時間となりました(^^)

以下も是非ご覧ください!
●旭屋心禄
http://www.asahiyakoroku.com/
●道下さんプロフィール(和歌山県移住情報サイトより)
https://www.wakayamagurashi.jp/lifestyle/interviews/michishitayumi

●Google マップ


オンラインでこんなご縁をいただけて本当に嬉しいです!
次回も道下さんから素敵なバトンをつないでいただける予定です!!
引き続き、「うら、ムラに帰る!」をよろしくお願いいたします(^^)

ムラビトインタビュー04


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