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「動機善なりや、私心なかりしか」

最近の大きな気づきをここに記録する。

私は、ちょぴっとだけ人より要領がよく、普通の人が10時間かけて理解するものを8時間で習得できたりボードゲームなどでもコツを掴むのが得意だ。

中学3年生でプロ野球選手の夢を諦め、それまでの人生で何も功を成したことがなったからか、漠然と「成功者になること」を夢見た。

それ以降、ビジネス書を読み漁り知識と小手先のテクニックが蓄積されていった。

高校2年の時にソフトバンクの孫さんの「志高く」を読み、その生き方に感銘を受けてからはビジネスの勉強に拍車がかかった。

大学のときには東京大学が提供している起業家を育てるプログラムFoundXのβ版でスタートアップの勉強もした。

ここで分かったのが、ビジネスとは世界にあるあらゆる課題を解決するための手段でありそれを上手く回しスケールするための仕組みが会社なのである。

恥ずかしい話、ずっとお金儲けのためかと思ってた(笑)

それ以降も成功したいをドリブンに勉強していたが、知識とスキルが増えるのみで何も先に進まなかった。

成功者にあって、私にないもの。決定的に足りないものを感じていた。

もう自力では飛躍することはできないと感じ、またその足りないものを見つけるためにビジネスサロンに入ってみた。

そのサロンでは主に授業とカウンセリングサポートが有り、授業でビジネスのことや教養を学びカウンセリングで成長していくために目標設定やスケジューリングなどをサポートしている。

過去沢山勉強した甲斐あって他の人達よりも知識やスキルの面で上回っていると感じ、またカウンセリング担当の人にも褒めてもらえて優越感と承認欲求が満たされていくのを感じ慢心していた。

有り難いことに、運良く代表の方と外部のすでに有名ブランドの再建や立ち上げ経験のある方とプロジェクトを一緒に進めていくチャンスを頂いた。

しかし、進めていく中で一つ注意というかアドバイスと言うか、を頂いた。

「うらちゃんは小手先のテクニックばかりで思いがないよ、足りないものというか、生き方の問題だよ」

納得はしたがイマイチ理解できておらず、「思い」「生き方」この2つのフレーズが頭に引っかかったままその場は終わった。

その次の日くらいにその大きな気づきはあった。

時間ができたので、母に前から勧められていたビジネス雑誌「致知」を読んでみた。その何月号かでは京セラの稲盛氏が特集されていた。(カバー写真の方)

彼の生き方、思想はまさにずっと自分に足りないと感じていたものだった。

その中でも「動機善なりや、私心なかりしか」この言葉が骨身にしみた。まるで自分に直接問われているかのようだった。稲盛さんの生き方を人間力の基がつまった言葉だ。自分に足りない生き方の指針だと感じた。

正直今までほぼ私心をドリブンに生きてきた。20歳になってようやく欠落しているものに気づくことができた。孫さんの生き方と思いに触発され、その大切さと影響力を感じたはずなのに忘れてしまっていた。

すぐには変えられないかもしれない、けれどまだ20歳と前向きに捉え今後精進していきたい。

「動機善なりや、私心なかりしか」


~Urako~

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