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不動産賃貸業(法人)向けサンプル:電子取引データの訂正及び削除の防止に関する事務処理規程

こんにちは。うらけんラウンジです。

twitterで電子帳簿保存法についてツイートしたところ、やはりそれなりの関心があることが読み取れました。

なので、もう少し掘り下げてみることにします。主に国税庁ホームページの情報やQ&Aを参考にしていますので、各自の業態にあわせて読み替えして頂くようにお願いします。

①-1.ファイルの保存方法

保存するファイル名は速やかに検索できるよう命名規則をつけておくようにする。「日付ー商品名ー金額」などが挙げられる。税務調査の際、確認依頼されたものをすぐ閲覧できるようにするため。

こんな感じでわかるようにしておけば良いと思う。

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①-2.PDF保存方法(Amazon)

Amazonで領収書を保存する方法。PDFとかで保存しておけば無難かと思う。

PCで保存する場合

ログイン後、右上の「注文履歴」をクリック、該当する注文の「領収書等」をクリック、「領収書/購入明細書」をクリックすると領収書ページが開く。ブラウザの印刷機能を使ってPDFで保存する。

Chromeであれば右クリックして「印刷」をクリック、

領収書Amazon-Chrome

領収書Amazon-Chrome

MACユーザでSafari使いであれば、該当の領収書ページを開いて左上のSafariメニューから「ファイル」をクリック、「PDFとして書き出す」で保存できる。

スマホで保存する場合

Amazonアプリを起動、下部のアカウントマーク(人型マーク)をタップ、該当する注文をタップ、注文情報内の「請求書のダウンロード」からダウンロードすれば良いのかなと思う。めんどい。

①-3.PDF保存方法(楽天)

PCで保存する場合

楽天市場にログイン後、「購入履歴」をクリック、該当する注文の左側の「注文詳細を表示」をクリックする。そうすると注文内容のページが出るのでPDFで保存しておく。PDF保存方法は同上。

領収書Amazon-Chrome

スマホで保存する場合

楽天アプリを起動後、上部の「購入履歴」をタップ、該当する注文の右上の「詳細」をタップ、「注文詳細」をタップ、中ほどにある「領収書を発行する」をタップしてダウンロードする。

②事務処理規定を作成する

国税庁ホームページに事務処理規定のサンプルがある。これを各々の業務内容に合わせてカスタマイズすればすぐ事務処理規定が作成できる。

一応、不動産賃貸業のみを営む法人向けにもう少し追記したバージョンを作成してみた。同じ法人で不動産賃貸業以外の仕事をしている場合は各自追記してください。

③保存したデータが消失しないようにする

データの保存期間は原則7年らしい。勘弁してほしい。この間は保存したデータが消えないようにしておく必要がある。ここでは安価にデータ保護をするため、クラウドストレージサービス(Google DriveやOne Driveなど)を利用するのではなく、家電量販店やAmazonなどで購入しやすい一般機器を利用することを挙げる。

※クラウドストレージサービスを利用しても良い。どこからでもアクセスできる利便性もあるので悪くないと思う。ただしクラウドストレージは原則、データのバックアップはユーザの責務である場合が多いことと、利用し続けた場合のトータル費用は高価になる場合もある。各自検討してみてほしい。

・USBメモリなどを利用する場合

PCに保存したデータをUSBメモリなどにバックアップしておいても良いと思う。その場合はUSBメモリが壊れてしまったり無くしてしまわないように気を付けましょう。。

・NAS(ファイルサーバー)を利用する場合

推奨はこちら。Amazonなどで「NAS RAID1」で検索する。そうするとRAID1を備えた簡易ファイルサーバー機器が出てくる。RAID1(レイドいち)は、ハードディスクが二重化されている機器なのでデータの耐障害性が高い。細かいことは省くが、要するにデータが消えにくい機器だ。

NASはネットワーク・アタッチド・ストレージの略で、自宅などのLANに接続できるもの。常時接続・起動しておけば便利だと思う。たぶん。

こういう機器。容量は好きなの選んでください。

ということで2022年1月から面倒な事務処理が増えてしまうわけですが、少しでも効率化しながら進めていきましょう。どうせ皆さん優秀なお家賃ブロイラー™でたくさん時間を持て余しているでしょうから・・・

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