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企画展「携帯茶器等の変遷」

こちらはふじのくに茶の都ミュージアムの企画展になります。ここはお茶について色々学ぶことができますが、展示が工夫されていて面白いです。富士山も天気が良いと本当によく見えるのでお勧めです。お茶は自分の感覚だと緑色なのになんでお茶なのかなと思っていたんですが、元々は煮出したものを飲んでいたらしく、煮出すとお茶は茶色なので、それでお茶なんだそうです。(多分)

不老ほうじ茶飲んでみたい

今回はサブタイトルにもある、旅や野外で楽しむための茶道具という企画展でした。売茶翁の展示もあり、残念ながら撮影禁止のところだったので観るだけでしたが、彼のことや、茶器をまとめた書物「売茶翁茶器図」などが紹介されていました。この本、欲しいところですが、普通には入手困難なようで、ただ、国立国会図書館デジタルコレクションでみることができます。若冲の名前の元と言われる水差しもありました。

身分の高い人が楽しんだ道具から、庶民にお茶文化が広まり、文明開化後は電車に乗る時に飲んだ携帯茶の紹介や、ペットボトルにいたるまでの流れなども実物を展示しての紹介なので楽しめました。ただ、見終わった後は特に何もなく、前の茶菓子の時も思いましたが、こういう企画展は箱によって難しいところもあると思うんですが(予算的に)、せっかくなので携帯茶器を販売したり、いろんなアイデアを紹介してもいいのになと思いました。

茶室では、抹茶を点てる体験があったので参加してきたんですが、これまで飲んだ抹茶はどれもいい感じに泡立っていたから、あれは泡立てるものかと思いきや、今回教わったところの流派は泡立てるけどそこまでまんべんなくてもいいということでやっていました。
抹茶碗に結構な量(茶さじ?に4杯くらい入っていたように見えた)と少な目のお湯を入れ、最初は「り」の字を5~6回ほど茶筅で描いて粉とお湯を混ぜ、その後「M」を描くように手早く力を入れず(これが難しかった)20回ほど混ぜてある程度(周辺に縁くらいの泡立ち)でとのことでした。その泡で出来た景色も楽しむそうです。
相変わらずうまくやれなかったですが、でもまあ泡が立たなくてもいいのかなと気楽に思えてきました。自分はそんな良いものではないですが、外でお茶を楽しむセットを作って、出かけるときに持って行くことがあるんですが、もっと抹茶も気軽に楽しもうと思えたのが収穫でした。


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