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毒展・ピカソとその時代展・岡本太郎展

ピカソとその時代展は愛知辺りに来るかなと思ってたんですが、国立西洋美術館だけみたいなので、悩んだ末に久しぶりの東京行きを選択しました。最初国宝展も行きたかったんですが、チケット争奪がえらいことになっていたのでやめました。その代わりに興味のあった国立科学博物館の毒展と、DVDが先行で売り出してる岡本太郎展も行くことに。かなりタイトなスケジュールなのと、首都周辺がどの程度混んでるのか予想できなかったんで朝の3時半に出ました(笑)ちなみに交通手段もかなり悩みましたが、結局車にしました。

入り口は混んでるけど中はそうでもない

車を駐車場に停めて上野公園へ。平日でしたが田舎とは比べ物にならないくらい人がいて驚きました。あと修学旅行の学生も多かった。

鷹の爪コラボ

毒展はそこまで盛りだくさんという展示ではない気もしましたが、そもそもこういうテーマが初めてだったので興味深く鑑賞出来ました。キノコは売ってるもの以外は食べない方がいいな…と思った。あと頭のおかしい科学者が多くて面白かったです(褒めてる)。

その次はピカソとその時代展へ。同行者の妹は知識がないので、僭越ながら色々見どころを説明しながら館内へ。

カレーの市民

ピカソ中心で同時期のマティス、クレーなどの作家も思ったよりあって見応えある展示でした。

これ良い

この辺りのいわゆる「わけのわかんない絵」は、印刷物で観ると確かにそうなんですが、実物を見るとうわぁ…ってなるのが面白いです。ピカソは特に「この人やっぱり突出して上手いな」と思います。

このタイプのマ・ジョリは初めて見た
クレーは好きなのでたくさん撮りました

パウル・クレーも実物の色彩が本当に美しい。写真もほぼ撮影可能で、気に入った作品をたくさん撮ることができました。

ピカソの鶴。可愛い。奥はジャコメッティ

あとこの展覧会の音声ガイドはハセヒロさんで、わあ十兵衛だ~とウキウキしながら聴いてましたが、声が流れた途端に「あ…これ十兵衛じゃない」といい意味で思いました。優しく丁寧に語り掛けるその声は、完全に「俳優長谷川博己」であり、同じ声なのに麒麟の光秀じゃないんですよね。当たり前なんだけど。役者さんって凄いなと改めて感じました。内容も作品に花添えるいい内容でした。

午後は岡本太郎展へ。史上最大規模ということでしたが、本当に見ごたえある展覧会で、まだ愛知も来るので行きたいなと思ったくらいです。ここも撮影がほとんど可能なんですが、岡本太郎の作品もまた撮影すると全然雰囲気が違うのが面白く、自分には実物はエネルギーの塊のように見えるのに、写真に収めるとそのデザインが際立つという、どちらも楽しめるというところに彼の凄さが感じられました。

立体もたくさん展示されてます。椅子は座れるものもあり。


しかしこの素描の巧みさ


音声ガイドは阿部サダヲさんですが、こちらもすごく良かったです。分かりやすい解説で内容も良かった。スペシャルトラックで「あなたに贈る太郎の言葉」というのが聴けるんですが、これ人によって違うらしく、私は「血を流しながら笑ってごらん」と言われました(笑)

タローマンもいるよ



岡本太郎展はグッズも楽しみだったんですが、凄かった。サイトで紹介されてるのは本当にほんの一部で、ミュージアムグッズで久々に万越えの買い物しました(笑)岡本太郎は作品も魅力的ですが、彼の言葉もまた魅力的で、書籍もたくさんありますが、ここでもたくさん販売されていてつい買ってしまいました。あと楽しみにしていたタローマングッズやDVDも買いました。時間切れで放送博物館へは行けなかったんですが、また愛知でやるなら行きたいです。

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