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働く人々のためのデジタルバンキングをつくる

2年半在籍したheyを1月末で退職し、2月から新しいチャレンジをするので報告です。

3年前にサイバーエージェントを退職した後、起業しようかなと悩んでいたところに、「起業の仲間とテーマがまだ見つからないなら、しばらくheyで一緒に大きなことを目指そう」と佐藤さんに誘ってもらい、Coineyの社長としてジョインさせてもらったのがheyでのスタートでした。

その後CoineyとSTORESの統合があり、Coubic(現STORES予約)も仲間に加わり、去年の1月からは全国CMがはじまり、多くのオーナーさんに使ってもらえるブランドとなりました。私がジョインさせてもらった当時Coiney単体で40名ほどだったところから、hey全体で400名を超えるメンバーが働いてくださっています。

商売をデジタル化で支援していくheyのミッションは自分にとっても深く共感できるものであり、またそのミッションに立ち向かう起業家としての佐藤さんやなおこさんと一緒に働かせてもらっていることは刺激的な経験でした。その一方、もともと起業しようと考えていた自分にとっては「自分も起業家として打席に立ちたい」という思いも日に日に増していきました。

そのようなことを感じていたときに、佐藤さんとの1on1で「heyも当時から比べると大きくなってきたしこれからも成長していくことを考えると、うらべくんにとって起業するには良いタイミング」と背中を押してもらい、heyを離れて起業することを決めました。

大きく世の中に貢献できる会社をつくるためにどんなテーマに向き合えば良いか考えた時に2つの思いがありました。

1つ目は商売を営まれてる方々に貢献できる事業をやりたいということです。STORESを使ってくださっているオーナーさんのもとに数多く訪問させていただきました。そこで「オーナーさんをはじめそこで働く人々それぞれにこだわりがあり、地域に根ざしたそれぞれのオリジナルな価値を提供されている」ことに気づきました。引き続きそんな方々を支援していきたいと思うようになりました。

2つ目は社会課題に向き合っていきたいという思いでした。友人でもある安部さんがやってらっしゃるリディラバや桂さんが運営されている新しい贈与論に以前から個人として参加させてもらっています。そんな活動を通じて大きな社会課題がまだまだ解決されずに存在していることに気づきました。自分も事業を通じて社会課題を少しでも解決していきたいと思うようになりました。

海外では、グラミン銀行がマイクロファイナンスを通じて貧困を解決していたり、チャレンジャーバンクがデジタルの力でこれまで銀行口座を持てなかった人たちにデジタルバンキングを提供することに成功しています。

金融×デジタルは社会課題を解決できる大きな可能性を秘めていると感じています。そこで「働く人々のためのデジタルバンキングをつくる」をコンセプトに新しいチャレンジをすることに決めました。

そんなことを考えていたときにサイバーエージェント退職後も仲良くさせてもらっているサイバーエージェント・キャピタルの近藤さん、北尾さんから彼らの投資先のペイミーを紹介してもらいました。

現経営陣の方々が次のチャレンジしたいということと、私が考えているデジタルバンキングの入り口としてペイミーというサービスがとても相性が良いと感じたので、経営陣の株式を譲渡してもらいサービスを引き継がせてもらうこととなりました。

ペイミーのサービス自体は12月も過去最高の数字を更新しており好調でありまして、今後も継続的に成長させていきたいと考えています。会社としては数名のメンバーと既存の株主の方々に残ってもらいつつ、半年から1年後を目処に、上記のコンセプトをミッションに掲げ新しい形でのリブランドを予定しています。

ということで「働く人々のためのデジタルバンキングをつくる」というミッションに共感して一緒に働いてくれる創業メンバーを募集しています。新しい事業もどんどん仕掛けていくので募集職種のあるなしに関わらず興味あるかたはぜひご連絡いただければと思っています。すでに繋がりのある方はtwitterfacebookで、初めましてのかたはYOUTRUSTMeety経由でお声がけいただければと思います。


最後になりましたが、何もできない新卒の頃からチャンスを与え続けてくれたサイバーエージェントの皆様、今回のチャレンジにも繋がった商売をされている方々の面白さを教えてくれたheyの皆様、それぞれの場面で仕事をご一緒させていただいた皆様、皆様のおかげで今回のチャレンジの打席に立たせてもらえているのだなと感じます。直接ご報告できなかった方々もいらっしゃいますが今後とも応援いただけるとありがたいです。

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