携帯屋さんのお仕事③

機種購入編。
機種の購入は大きく3パターンに分かれます(新規、機種変更、白ロム)どのパターンも購入という点では同じですが細かく分けると変わってきます。

①購入する機種が決まっている
比較的に楽なパターンです。その時の機種購入によって変更となるプランやオプションがあればそれの説明や分割購入なら分割回数、毎月の分割金の説明をします。

②購入する機種が決まっていない
おおよその希望機種を聞いてそれを買うとしたら毎月の支払い金額がいくらになるのかを説明します。相談からの購入なので①よりは時間がかかります。相談時点で悩んでしまって時間がかかり次の来店予約をしている人を受付ける必要があるので時間切れとなってしまい購入に至らない事もあります。こちらとしてはなんとしてもその1台を売りたいんですけどね。

機種購入パターン①新規契約

電話番号を新たに発行するパターンです。子供の初めての携帯や仕事用にもう1台追加する、等がそれに当たります。とはいえ今時「全く初めてです」と言う方はほぼいないのでおよその内容は理解している人が大半をしめています。
もちろん審査落ちするパターンもあります。過去未納分(自社、他社)がある、短期解約を繰り返している等のパターンです。その場合は「過去分を支払って下さい」等でほとんどの場合は諦めて退店されますが稀に怒りだす人もいます(地域の特性も大いに関係する)。
ただ、怒られたところで審査をしているのは店舗ではなく専門のセンターなのでなぜ審査に落ちるのかわからないパターンもあります。待ち時間の間って結局審査落ちになると流石に気の毒だと思いますが店舗ではどうすることもできません。

機種購入パターン②機種変更

機種購入の中で大半をしめています。今でこそ分割をするのが当たり前になっていますがその仕組みが出たのは確か2007年頃です。
やり方さえ覚えればなんて事ない手続きですが機種購入の大半をしめるだけあって携帯ショップの収入の柱と言っても過言ではありません。ひと月で数百万の収入があります。さらに各種手数料に紐付く部分も多いので「売ってナンボ」なのは間違いありません。

機種購入パターン③白ロム

ここ数年で転売目的とした購入が増えたのはコレです。
「電話番号の契約はないけど機種だけを購入する」のが白ロムです。※詳しい由来は知りませんがロムは電話番号の事。新品のSIMカードに番号を書き込む事を携帯屋さんはロム書き、ロム打ちとか言う事が多いです。
関係者なら分かりますがここ一年では「乗り換えなら在庫があるけど白ロム(機種のみ購入)だと在庫ありません」が問題になりました。さらに携帯事業の親玉である総務省は「白ロム購入を拒否したらアカン」と言っているので機種だけ欲しい、と言う人にはたまったもんではありません。「携帯屋さんはなんで在庫隠すような事すんの?」となりそうですがキャリアが「白ロム購入は何件やっても売れた事にならないよ」と言ってるからです。時間と手間をかけて売った事にならない、同じ手間をかけるなら回線契約のある人に売りたい、と言うのが本音になります。※色々端折りながらの説明です。

本日はここまで。

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