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#ガス交換障害 #安楽な呼吸の障害


共通の目標は、呼吸苦を解消し、酸素濃度を95%以上保ち、低栄養状態や炎症を防ぐことです。呼吸状態の悪化による合併症も防ぐために、ADLを回復し、精神的な不安を軽減することが考えられています。

患者の既往歴、アレルギー、呼吸状態に影響を与える他の疾患についても詳細が記載されており、呼吸状態の観察や胸郭の形態と動き、呼吸音、血圧、脈拍、体温、心電図などの検査が行われています。

低酸素状態の原因を特定し、適切な治療と対処療法を行い、酸素療法や体位の工夫を通じて日常生活を快適に送る方法が提案されています。また、合併症の予防や精神的なサポートも重要視されています。




以下、詳細の看護計画です。





#ガス交換障害  安楽な呼吸の障害 2024年1月19日


短期目標:

<共通>
呼吸苦がなくなる
酸素濃度が安静時95%キープできる(これは医師の指示の値に従う)
低栄養状態を表す所見やデータが見られない
画像初見上(   )の所見が消失し、炎症マーカーの上昇が見られなくなる
呼吸状態が悪化することなく過ごすことができる
酸素投与なく酸素濃度と血液ガスデータが正常値となる

<呼吸状態が悪いことで起こる合併症が起きないように>
呼吸状態の悪化なくADLを入院前と同じレベルまで回復させることができる
入院前の生活(入浴など)をしても呼吸苦がない
自己の呼吸機能に応じた生活調整ができる自己管理能力を確立する。
呼吸状態の悪化なくADLを維持することができる
日常生活を整え、体力を維持する。
日常生活をしていても呼吸苦を感じることがない
十分な睡眠を確保することができている
感染予防に気をつけることができている

<精神面への影響>
呼吸困難に伴う不安や恐怖心が軽減される。

OP)
■既往歴
・喘鳴の有無
喘鳴は、気道内部のどこかが狭くなっているために起こる。喘息や慢性閉塞性肺疾患などで全体が狭くなったり、腫瘍などによって一部が狭くなっていたり、気道内に異物がとどまっていることが予測できる。

・アレルギーの有無
喘息を誘発するかもしれない

・誤嚥性肺炎の有無
・肺炎全般の有無
・COPDの有無
・その他、呼吸状態の悪化に関わる疾患の有無

■低酸素状態となっているかどうかをいち早く突き止めるために→まずは視診でわかること

<酸素が足りているどうか>→低・意識状態、顔色

・意識レベル
明らかに意識レベルが低下していたり顔色が悪かったら低酸素状態の可能性が高い。危険な場合はすぐに看護師に報告し、対応する。

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