見出し画像

病院まとめて全部行く(2024/05/21)

海外旅行へ行った友達から、警察と消防士と自衛隊のコスチュームだったらどれが好き?と連絡が入ったので自衛隊と答えたら、お土産が自衛隊の服を着たテディベアでした。
こんにちは、浦風です。

何年かに一度家中の家電が一斉に壊れ出すように、人の体も突然いろんなところにガタつきが来る。家電と違って肉と骨で繋がっているから当たり前っちゃあ当たり前かもしれないんだけれど、鼻詰まりと股関節の痛みに関連性があってたまるかとも思う。

病院って未だによくわからない。

運の良いことに幼少期から常に健康体で大きな怪我や病気もしたことがなかった。
だから病院に行くとすれば、医療従事者である母に連れられてテレビのある広めの待合室のような場所で母の仕事が終わるまで過ごすとか、緊急入院した祖父の見舞いに複数人で駆けつけたら、1日に病室へ入れる人数が決まっていたから手前の待合室で待つとか、そんな感じだった。
思い出の中の病院にいる私は誰かが戻ってくるのを待ってばっかりだ。

だから、自分の具合が悪くなった時に病院に対してどんなアプローチをすればいいのかよくわからない。そりゃ母に聞けばいいのだが、どこが悪いんだこれを飲めこれをすれば良いでほぼ解決するから現地へ行ってどうすればいいのか知る機会が得られなかった。

大人になって1人暮らしを始めると、そんなわからないところへ行くのが億劫になって延々と先送りにして結局行かないままうやむやにしてしまうようになった。
だけど、母の助言もなく、食って寝れば治ってる若さのスーパーチート状態でもなくなってきたので、この際だから体の不調な部分全部まとめてメンテナンスすることにした。

半年に1回の検診はがきが届いていたので歯医者、髪が触れるだけでほっぺが痒くなるので皮膚科、不安になるくらい周期がおかしいので婦人科、物心ついたときから鼻の通りが悪いので耳鼻科。パッと思いついたこの四つ。これ全部まとめて行こうとしてるんだから大行事だ。

行くと決めたら、予約、予約、電話予約。電話はそんなに苦ではないから番号打って話して日付合わせて挨拶して番号打って話してをサクサクと繰り返した結果、歯医者と婦人科は来週に、耳鼻科と皮膚科は何故か今日行けることになった。こんな簡単に済むことだったのか。

ずっと頭の隅に鎮座していた透明な重みの半分はあっけなく当日クリアできて、メチャメチャ効く塗り薬とメチャメチャ効く点鼻薬を手に入れた。

あんなにすぐ痒くなっていたほっぺがその塗り薬を塗ってから赤くも痒くもなっていない。皮膚の悩みはすぐ皮膚科へ行けとTwitterでよく見かけていたけど、本当だったんだな。
透明に見えるペトッとしたテクスチャーの中に荒れた肌に効く何らかの凄い素材がとんでもない技術で混ぜ込まれていると思うと、ちょっと凄いな。いやとっても凄いな。

半顔だけに塗り続ければ自分の気分次第で荒顔と艶顔のトゥーフェイスになれてしまう。艶肌にして死ぬか、生き延びて荒肌に染まるか、私はそのどちらもできる。

万年鼻詰まりも、点鼻薬を一度シュッとしただけで鼻の奥が何倍にも拡張されたみたいに空気が吸えるようになった。
ミント味を食べた時に得られる鼻にスーッと爽やかな風が通る感覚とは全く違って、鼻穴駅から喉奥駅までの新幹線が突然開通したかのような開放感。遮るものが無い。
というかこれが通常吸える空気量なら今まで吸ってたのは空気の上澄み部分だけと言ってもいい。空気ってこんなに潤沢だったんですね。

病院のわからなさにビビらないで、体で困ったことがあったらやること案として"病院に行く"というのは常に頭の手前の方に置いておくようにしたい。来週の歯医者と婦人科も何事もなく終わらせて6月を迎えよう。
お母さん。私、病院へ気軽に行けるようになりました。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?