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天使さまと僕 Ⅸ

悪魔の目的

先程も天使さまが、闇堕ちのお話をして下さいましたが、悪魔の目的は何なのかお聞きしました。

 『悪魔の目的は一言で言うと。あなた達の魂を闇の国に連れていくことです。その為にあなた達に近づき、巧みに騙し、潜在意識に入り込みコントロールをし、魂を黒くくすませていくのです。そして、悪魔達は神様や我々天使達、神仏の存在さえも否定し存在していないかの様に信じ込ませるのです。以前にも言いましたが、怒りなどの負の感情に執着し、増幅させてはいけません。この様なことを続けていくと、悪魔が近づきどんどん魂をくすませるのです。そして、最終的に闇の国に引きずり込むのです』
「それは、怖いですね。やはり、信じること、と何かの違和感に氣付くことは大事なのですね」
『そうですね。負の感情に執着してしまうと、冷静な判断が出来なくなってしまい違和感などに氣付きにくくなり、危険性が増すのです。ですから、負の感情に執着せずに増幅させてはならない理由がそこにあるのです』

 確かに怒りの感情が強すぎると、冷静な判断することは難しいですものね。
 悪魔はそこにつけ込むなんて、やはりタチが悪いですね。氣を付けなければいけませんね。

悪魔の声


 僕は一度悪魔の声を聞いたことがあります。天使さまとお話ができて間もない頃でした。天使さまが、お話をしてくださっているときでした。突然天使さまが
 『バカな人、バカな人』
 そう言ったのです。
 僕は何だろうと思っていると
 『バカな人、天使なんかいると思っているのか!バカな奴め。我の言うことを聞いていればいいのだっ!』
 そう叫んできたのです。その声は、天使さまの様な優しさなどなく、威圧的でとても恐ろしいものでした。
 『耳を傾けてはいけませんよ。大天使ミカエルさまに祈り助けを求めて‼︎』
 『天使なんていない、ミカエルなんて助けには来ないぞ。我の言うことを聞いていればいいのだ。そうすれば何事も上手くいくぞ。我の言う通りにしろ!』
 僕は怖くなり、大天使ミカエルさまに
 「大天使ミカエルさまどうか私をお守り下さい。大天使ミカエルさまどうか私をお守り下さい」
 とひたすらお祈りをしました。
 『バカめそんなことしてもミカエルなんか来ないぞ』
 恐ろしい声を無視して、お祈りを続けてると、勢いよく光り輝く天使さまがやってくる映像が頭に入ってきました。その天使さまは右手には鋭い剣を、左手には楕円形をした盾のようなものをもっていたのです。
 僕は、大天使ミカエルさまが来てくれたと思いました。大丈夫ミカエルさまは、右手に持っていた剣を魔物の様な悪魔に振りかざし、切りつけました。すると悪魔は、砂時計の砂が落ちる様にサラサラとぐずれ始めたのです。
 すると悪魔は
 『くそーっ!ミカエルめー!ミカエルめー!許さんぞー!』
 そう言って消えていきました。
 僕はホッとしました。
 そして、大天使ミカエルさまにお礼を言い終わるり、しばらく呆然としてました。
 『大丈夫ですか?大天使ミカエルさまが追い払ってくれたから、もう安心ですよ』
「ありがとうございます。守護天使さまにも助けて頂きありがとうございました」
 『いいえ。ふふふっ』

 あの声がとても恐ろしく、今でも思い出すと震えてしまいます。
 こんな恐ろしい経験は二度としたくないものです。


#エッセイ #天使様 #悪魔 #スピリチュアル

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