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先天の気

 2017年8月、ぼくたち夫婦の間に子どもが誕生しました。名前は「浮宇(ふう)」。妻のおなかにいるときから、「ふうちゃん」と呼んでいました。その年の元日、「修行」で静岡の三保松原を訪れたとき、気の先生ことAさんに「富士山の気」を妻のおなかに入れてもらいました。(修行については、過去の記事をご参照ください)

 それ以降、なんとなく「富士山」の「ふ」をとって「ふうちゃん」と呼ぶようになりました。出産が近づいてきた頃、あらためて名前どうしよっかとなりましたが、もう「ふう」以外は考えられず、漢字だけ考えました。ちなみに「浮」には「とどまらない」「かろやか」、「宇」には「器量の大きい人」の意味を込めました。社会学者の宮台真司先生も、自身のお子さんにおなかにいるときから名前で呼びかけていたとおっしゃっています。それは、胎内から外に出てきても同じ名前で呼ばれることで環境が断絶されず、最初から世界を肯定的に体験してほしかったからだそうです。ぼくたちは、そこまで考えてはいなかったのですが、結果的に肯定的な感覚をもって生まれてきてくれたなら嬉しいです。

 今、浮宇は2歳と10ヶ月。とにかく元気です。元気すぎます笑。散歩に出れば、もう延々と歩き続けます。両親に似ず、筋肉がしっかりついています。
 Aさんは気を入れるとき、それこそマンガみたいな感じで入れます笑。「エイっ」ていう掛け声と共に腕を大きく振って、そして「入りました」みたいな笑。あの時も、「富士山の気をおなかに入れます」っておっしゃってから「エイっ」「入りました」「元気な子どもが生まれてきますよ」って感じ。かなーりあやしい。ですが、生まれてきたわが子を見れば、「気が入った」ことを確信してしまいます。
 東洋医学に「先天の気」「後天の気」という言葉があります。前者はこの世に生を受けた段階で両親から受け継いだ気、後者は生まれた後に自力で摂取、生成する気を意味します。後天の気は飲食物から栄養という形で日々取り入れることが出来ますが、先天の気は生まれた後は減る一方で、後から補うことは出来ないとされています。浮宇の先天の気は、両親の気+富士山の気から出来ていることになります。ワンダフル!

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