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2015年、聖地を巡る旅

前回の記事がぼくの記念すべき第1回目のnoteでした。まずは簡単に自己紹介をということで書いてみました。

https://note.com/ura_harikyu/n/n9ad50c089e58

その中で、「現状に至ったここ数年」というくだりがあったのですが、あらためてポイントをふりかえると、①2015年、日本各地のパワースポット巡り、②鍼灸師のF先生との出会い、③小学校教員退職→鍼灸師を目指す決意、と大きく3つのイベントがありました。今回は、スピリチュアルな世界への関心が高まった最初のきっかけとなった①パワースポット巡りについて、当時を思い出しながら書いてみたいと思います。
なぜパワースポットを巡りたくなったのか、それはなぜ2015年だったのか。

まず2015年。その年に特別な意味はないのですが、今ふりかえると、ぼくの当時の仕事内容と関係があることに思いあたります。教員採用試験に合格し、教諭として小学校で教壇に立つようになったのが2005年。それから9年間はずっと学級担任をしていました。10年目の2014年、初めて担任ではない業務につきました。勤務校の所在地で「人権教育研究大会」が開催されるにあたって、その事務をとり仕切る事務局長としてぼくに白羽の矢が立ちました。準備期間も含めて2014年度と2015年度の2年間、ぼくは担任をはずれ、勤務校では家庭科専科等の業務にあたり、校外では人権教育研究会の事務局の仕事をすることになりました。

実はこの2年間、めっちゃ時間的・精神的余裕がうまれました。


事務局の仕事は慣れない業務の連続で、もちろん大変でした。ですが、「小学校の学級担任」と比べれば、時間的にも精神的にも自分の中でずっとゆとりがうまれました。担任の仕事がいかに大変だったかを客観的にみつめられた時期でもありました。
元々読書は好きで、学生時代からいろんなジャンルの本を読んでいたのですが、気づけば読書量は随分と減っていました。ゆとりがうまれたぼくは、この時期たくさんの本を読みました。宗教人類学者の植島啓司先生の一連の著作群に出会ったのもちょうどこの頃でした。
最初に手にとったのは、たしか『心コレクション』だったと思います。装丁が超素敵な本で、ユーモアに富んだ文体が気に入り、すぐ植島先生のファンになりました。その後、植島先生の著作を立て続けに読んでいき、『日本の聖地ベスト100』を読み終えた時には、いてもたってもいられない不思議な高揚感が芽生え、とりあえず出雲大社へ出かけていました。パワースポットを巡ろうと思いたったきっかけは間違いなく植島先生の著書の影響ですが、なぜと問われると、上手く答えられません。

ぼくは普段、日記を書く習慣はなく、スケジュール帳も持たないので、あとで過去の出来事をふりかえる時は、あやふやな記憶に依存するしかなく、なんとも頼りないのですが、たまたま2015年と2016年の2年間は、毎日自分が食べたものを記録するということをしていました。外食の場合は、どこで食べたかも簡単にメモしていたので、そこから当時の聖地巡りの足どりをひろうことができました。ざっと羅列すると、2/28出雲大社、3/29沖縄・備瀬崎、8/13天河大辨財天社、8/14伊勢神宮、9/20高野山、10/3伏見稲荷大社、12/26箱根九頭龍神社・・と、こんな感じです。
論理的には説明できないけれど、なぜか急にハマってしまった植島先生の本をガイドにした聖地巡りの旅は、2016年、2017年も続きます。今思えば、これが後に鍼灸師を目指すという決断に伏線的に関与することになります。次回は、ぼくの運命を変えたF先生との出会いについて書いてみたいと思います。

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