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【実務】「3Dスキャン」が建築業界の稼ぐチカラを引き出す

「3Dスキャン」技術がスゴイことになってます.機器本体は,生ビールの中ジョッキ程度の大きさです.

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素人や高校生でも簡単に操作でき,驚くほどのスピードで空間を3Dスキャンできます.そんな3Dスキャナーに価格破壊を起こしたのがカメラのメーカーとして世界的に有名なLeica(ライカ)社の関連会社ライカジオシステムズ(株)です.↓の動画をご覧ください.

何がスゴイって簡単に空間を3Dモデル化できてしまいます.3Dモデル化された空間は,1/1スケールの360度写真として保存される他,点描でも保存されているため,3Dモデルの中で点と点を指定すれば,その距離や傾きも瞬時に測定・表示されます.当日は,2021年3月に竣工し,その後,3Dスキャンした集合住宅(港区青山)のモデルをご覧いただきます↓

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例えば,伝統的建造物を3Dスキャンし,3Dモデル化しておけば,パリのノートルダム大聖堂のように火災等で焼失した場合でも,復元資料として重宝します.また,既存図の作成などもこれまで実測で調査していた世界から解放されるでしょう.

新築工事後,建物を引き渡す際にも,建て主が建物全体を3Dモデル化しておく時代が始まります.一般的な戸建て住宅程度なら20~30万程で3Dモデル化を外注できようになるように思います.普及すればするほど外注コストも下がっていきます.

それだけじゃない.工事の各工程で3Dスキャンしておけば,後々の施工トラブルの抑止や,効果的な解決に繋がりますし,構造躯体の状態を3Dモデル化しておくことで,将来的なメンテナンスや増改築も合理的にコスパよく対応することが可能です.面積なども一瞬で計測可能なので見積業務も効率化されてます.

そんな3Dスキャナーですが,従来1,000万円以上していました.それが260万円程度の低価格で開発され,全米を震撼させた3DスキャナーがBLK360 イメージングレーザースキャナーです.

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そこで,5月23日(日)の20時~21時30分までの90分で,大八木部長から3Dスキャナーの内容や,実例をぶっちゃけトークして頂く,オンラインイベントを開催します.お申込は,コチラ.参加費無料.

皆さんもこれから始まる建築イノベーションの未来をこの機会に体感してください.


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