なかなか水泳が上達しないと感じる人へ

こんにちは。
新年明けてから2週間が経とうというのに、一回も自分で泳いでいないダメダメなスイマー、UR-SWIMの荒川です。

ちょっと久しぶりに、これからたまに文章を書いてみようかと思っています。
基本的には、
○普段どんなレッスンをやっているのかな
○どういう気持ちでコーチはレッスンをやっているのかな
という部分が知りたい方向けに、このブログは書いていこうかと思います。

今日は、“頭で考えるのってあんまり+にならないことも多いよね”ってお話から。

僕は普段、
“水泳選手レベル〜まったく泳いだことのないレベル”
の方まで、いろいろな層の方の泳ぎを見させていただくのですが、思うような上達をしづらい方に圧倒的に多いのが

「できないことにトライする回数が足りない」

「できるようにならない」

という超絶どシンプル問題です。

スポーツには
①理屈が理解できる
②身体でそれを表現できる
という2つの段階があるのは、皆さん大体理解されていると思います。

ただ、この2つの間にどれだけ高く厚い壁が存在するかは、認識できていないか、誤解されている方が多いです。

他のスポーツをある程度やられた経験がある方だと、これを経験則的に理解できる場合も多いため、
何かがうまくいkないときは“単純に試行錯誤の数を増やす”のですが、

特にスポーツ経験がない方などは、
”頭で理解した動きを自分の体で表現する(自分の体を思い通りに動かす)“
ということの難易度をかなり甘く見積もりがちです。。

例えばですが、スポーツをかなりやってきた人などは
1日1時間、1週間同じことをしてうまくいかなかったときに
「まぁ1ヶ月ぐらいやりつづけないととできるようにならない動きも平気であるしな」
という感覚で、淡々とトライを繰り返すのですが、

なかなか上達しにくい人の場合、
30分同じ意識をして、同じことにトライしてうまくいかなかったときに
「30回もこれだけ集中してやろうとしたのにできないということは、何かおかしい!」
と感じてしまい、
理屈の方に原因を求めたり、「何かもっと上手くいく練習があるのでは?」
となったりします。

もちろん、何事も疑いの目をもつことは大切なことですが、
この場合、練習をし続けることを途中でやめてしまい、

「何かもっと上手くいく練習があるのでは?」や
「自分が上手くいかない原因はこれじゃないか?あれじゃないか?」

といったふうに、身体を使って同じことをトライしたら身についたはずの時間を、
頭を使うことに使ってしまったり、どんどん違う練習を試していくうちに時間を浪費してしまう、

というパターンが、僕の見てきたケースの中ではとても多く感じています。

基本的には水泳はスポーツですから、
「身体でやれるようになってから、ようやく言われたことが理解できる、納得できる」

という道を辿ることが多いです。

ここを、まだまだできないことが多い(初心者の)うちに、理解や納得を求めすぎると、
失敗することが多いと思います。

ある程度まともなコーチなら、皆さんが考えるようなことはおおよそ全て考えた上で、そして敢えてその練習をするようにアドバイスしていることだと思います。

厳しい言い方になりますが、そのコーチの理解や理屈に、まだ初心者の方の理解や理屈が追いつくということは、かなり可能性が低いと思います。

色々な“できない原因”を探すよりも、身体を動かしましょう。
そして、それでも自分なりに「これだけやり続けても変化がないのはおかしい」と感じる量をこなしたときには、
迷わずコーチにもう一度ありのままを相談しましょう。

そこで相談に乗ってくれない(納得させてくれない)コーチは、上で言った“まともなコーチ”ではないので、早めに離れることをお勧めします。

皆さんのコーチがまともなコーチであることとを願って。

それでは、また。

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