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いつか、を探して

長くて短い夏だった。

苦しくてしんどくて、これで自分が全く成長できてないとは言いたくない日々になった。

それでも、自分のことを肯定するには足りない夏だった。本当は、理想は、思い描いていた未来は、やっと自分を認められた!って言えるはずだった。
結果を残したかった。結果を出して恩返ししたかったし、自分の未来を次に繋げたかった。
誰かに認めてもらいたいのと同じくらい、自分のことをもっとちゃんと認められるようになりたかったんだと思う。

未来が途切れるわけではないし、最低限自分の進路は自分で掴んだ。こういう事になる可能性もちゃんと想定はしていた。100%はないとわかっていたし、150%で間に合わせられたとは到底言えなかった。ましてや4年前の自分からしたら、途方もなく大きな目標に向かっていることの自覚もあった。

だからと言って、仕方ないね、では済ませたくなくて、やっぱり自分を許せなくて。
私が私を認められるのは、多分またもう少し先になるのだろうな、と悟った。

そんな夏だった。








そんな夏ってなんだったのか、少しだけ残して、何年後かの自分のために書いておこうかと思う。


この夏、院試を受けた。
第1志望は今の大学ではないところを受けた。
結果は不合格。

幸い今通っている大学は合格したので、行き先は確保されたけれども、結果出ないと意味ない、と思って勉強してきた数ヶ月だったので、情けない、の一言に尽きる。
合格発表を見る時はガクブルだったし、緊張していたし、結果をみたらやるせない気持ちになった。あの瞬間、研究室に誰もいなくて良かった。

年明け、特に3,4月頃からの自分はなんだったのだろうと思わずにはいられなかったのと同時に、心のどこかで間に合ってないよって言ってる自分もいたし、一方で期待していただけ信じたくない自分もいた。

全く笑えなかった。笑えるわけがなかった。

ただただ悔しくて虚しくて情けなかった。



中高時代の私は、勉強も部活もどれも中途半端で、
浪人して大学に入って、気持ちを入れ替えたはずの自分だったのにその大学でもやっぱり何を取っても中途半端で。
この半年弱、ようやく本気になって自分の未来を変えようと思って行動できたと思っていた。
ここ数年間の中で初めて自分に本気になれたと思っていた。

足りなかったんだなぁ、遅かったんだなぁ、と思わずにはいられない。



ただ、この4年間で初めて、本当の意味で自分の専攻学問に本気になれた日々になったことは間違いないし、それだけは嘘ではないと信じている。
ここで腐っていたら、それこそ過去の自分に逆戻りだ。
自分が今いちばん掴みたい道ではなくなったかもしれないけれども、自分で自分をもっとバージョンアップして磨いて強くなっていかないといけない。
未来はまだ行き先不透明だけれども、人生ここで終わる訳じゃないし、ここで全てが決まる訳ではないと信じて、また進むしかないのだと思う。

悲観している暇なんてない。


次がどんな目標になって、どんな未来を勝ち取れるかはわからない。しかもそれがいつになるかなんてわからない。

それでも、いつか、自分自身に勝つ日が来るまで、
全力で突き進んで模索して抗って生きていこう。


“諦め”ってある意味では“決意”に似ているよな

南波日々人の言葉/宇宙兄弟より


諦めた訳じゃないけど、この言葉が身に沁みた!



後日?談。

同じように院試を受けた友だちがいる。
大学は違えど、切磋琢磨してきた、この2年で割となんでも話せるようになった友だち。

彼女とお互いの試験が終わって久しぶりに話をした。


いろんな言葉に共感しすぎて、でも誰かとここまで話せたのが初めてすぎて、途中からなんだか涙が止まらなかった。感情がよくわからなくて、ボロボロ泣いてしまった。
このnoteに書いたことの半分以上話していたと思う。そのくらいお互いに思うところがあった。


彼女と私は、割と近い感覚を持っている者同士だと私は思っていたし、彼女にもそうだと言われたので、似てる者同士なのだと思う。
ひとつ根本的に、彼女と私が違うのは、彼女には自分を信じられる心があること、だ。

それはなんだか納得できるし、そんな気がしていたし、彼女と私以外を知る第三者から見てもそうらしい。彼女は彼女なりに自分の進む道を持っている所を、私は心底尊敬している。


遥か彼方遠い昔に、自信を落としてきてしまった私にとって、どうやったら自信を持つことができるのか、なんて、
もう、
わからない。


私の永遠の課題だ。



モヤモヤと、どうしようかなぁとか考えたり、夏の予定を全て9月にスライドさせて充実を通り越してキャパオーバーな日々を過ごしたりしていた。

すっかり記事を出しそびれていたけれども、いい加減前に進まないと、と思って書き上げた。


Life is too short not to be happy with it.

Tasha Tuder

絵本作家の方のステキな言葉に出会った。

立ち止まっている暇なんてない!




No.13 / ELLEGARDEN

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