AIRJAM2016は本当に、今年のいい締めくくりだった。
「今年、AIRJAMやるからキッズエリアを岡ちゃんとこでやってよ」 と僕の携帯に唐突な電話from若さん(ハイスタのマネージャー)。
(目つきはちょっと怖いけどめちゃくちゃいい人ですよ:写真はFBから拝借)
2011、2012もUbdobeでキッズエリアをやらせていただいていたご縁での連絡だったので「もちろんやらせてください!」と即答。
続けて若さんは言った。「デジタルアート的なコンテンツもできる?」
うん、がんばれ俺。 「もちろんできるっすー!!明日、事務所行きますね。」
だいたいいつもそうだ。できるかできないかじゃなくて、やりたいかやりたくないかだけで物事を判断する。
デジタルアートなんてもちろんやったことはない!けどやりたいからやる!
その電話を切ってまず最初に連絡したのがUQiYOのファンタオ。ちょうどそのタイミングでLEDを使った舞台演出を彼は手掛けていた。それから美大生の頃からお友達のY.Oちゃん、そしてうちの事務局長。
翌日、全員が予定をこじ開けてハイスタの事務所に集まってくれた。そこで待っていたのが笑顔が素敵だけど眼光が鋭いヒデさん。
この人のサポートなくして今回のキッズエリアオーガナイズは成し得なかった。
それからUQiYOのフロントマンYuqiにクリエイティブディレクターとして入ってもらい、映像のプロHRTKや内装のプロ有吉パイセンやプログラミングで実際にデジタルアートを作るGさんなどにチームに入ってもらった。アナログコンテンツは全てUnplugTokyoに任せ、フェイススタンプやヘアアレンジやフォトブースなどなどを作ったのだ。
12.23の当日を迎え、100名近いボランティアスタッフを前に、
僕は「3つのA」の話をした。
一つ目のAは「安心」
ファミリーが安心して子供連れでロックフェスに参加できるようになるには、僕たちキッズエリアのスタッフの手に全てがかかっているんだということ。だから一人一人のスタッフが重大な責任感を持って一人一人の子供たちと接することが大事。
二つ目のAは「安全」
子供とキッズエリアで遊ぶファミリーはもちろん親御さん同伴である。が、ふと目を離したすきに怪我をすることだってありうる。お父さんお母さんが目の届かないタイミングがあるのなら、それをカバーするのは僕たちキッズエリアのスタッフの仕事。子供たちの安全を確保するためならどんどん介入して事故を未然に防ぐ必要がある。
三つ目のAは「アナーキー」
そう、これはロックフェス。子供たちが遊ぶエリアではあるけど、あくまでもハイスタが主催するロックフェスのキッズエリアだ。子供同士の喧嘩だってあるかもしれない。いきなりモッシュピットが生まれるかもしれない。アナーキースピリットを持った子供たちかもしれない。そういう子供たちと対等に張りあえるのはアナーキースピリットを持った大人の仕事。ダメなことはダメ!思い切りはしゃぐ時ははしゃぐ。
安心で安全でアナーキーな空間。
最高じゃないか。ユートピアじゃないか!!ボランティアスタッフのみんなは最初から最後までずーっっと笑顔で最高の仕事をしてくれた。好きな音楽に集い、仕事をし、大トリのハイスタではスタッフ全員がスタッフTシャツを脱ぎ捨ててライブステージのあるアリーナへ向かう。
最高じゃないか。ユートピアじゃないか!!
この機会を与えてくれたHi-STANDARD、そして若さん&ヒデさん本当にありがとうございました。次のAIRJAMがいつになるのかは分からないけど、次があることを願って、2016を締めくくりたいと思います。本当にありがとうございました!!!!
未来へ!!!!
WE ARE FUCKIN' ONE !!!!
めざましテレビでキッズエリアの様子とAIRJAMの子供たちやファミリーに対する想いを語ってくれています!!!!
さらに!!昨日公開されたスペースシャワ−TVから出ている速報ダイジェストがこちら!!!!感動がよみがえる。
俺は高校1年の時からハイスタが好きだ。今から20年前。当時15歳。中学校で友達ができなくて悶々とした人生を送るんだなってあきらめかけていた時、ハイスタに出会ったんだ。そこから様々なロックやパンクやハードコアと出会い、ライブハウスに通い詰め、自分の過去やルーツなど全く関係のない「友達」というのがライブハウスでできたんだ。音楽で繋がれることを本当に実感したんだ。それから20年、、、今でも変わらない。音楽で繋がれる人と一緒に仕事をして遊んで最高に楽しい打ち上げで騒ぐというライフスタイルを送っている。その全ての始まりがハイスタだったと言っても過言ではない。だからこのフェスは本当に俺にとって特別なんだ。その気持ちが、難波さんとのツーショットに現れていると思います。
ハイスタ、そして難波さんいつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
2016.12.29
NPO法人Ubdobe 代表理事 岡勇樹
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