2013.03/08

#夢 #夢記

急カーブのはじまりから緩やかな上り坂になり、霧が立ち込め、曲がり切ってしまうと視界は白に覆われた。それまで車内に充満していた苛ついた気配は、霧の濃さと反比例するように消え去った。車の中まで霧が入り込んでいるのかもしれない。運転手が誰なのか、まだ彼がハンドルを握っているのか、助手席からはもう見えない。

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