人権尊重がなされているのか?キューピー株主総会


質問:サステナビリティー人権の尊重についてお伺いしたいのですけど、米国でウイグルの強制労働を伴う商品、太陽光パネル、ウイグル綿は使わないという法案が通って実施されていますけど、すべての人権を尊重するということで、先程太陽光パネルによる発電との説明が有りましたけど、ウイグル製のものが使われていないということが確認されているのかどうか?あるいは中国とかの工場とかで作業服あるいは繊維の使っているところでウイグル綿が使われていないか?あるいは原材料で強制労働を伴うようなものが使われていないか?そいうったことに対してトレサビリティーが取れているのか?ということについてお伺いできればと思います。
司会:只今の回答は担当からご回答申し上げます。サステナビリティー人権の尊重について作業着部品の調達についてしっかりとトレースされているのかどうか?そういった趣旨でよろしいでしょうか?
質問:はい、特に太陽光パネルについて
司会:太陽光パネルですね。それでは担当から回答よろしくお願いします。
担当:ご指摘の太陽光パネルについては原産国、設置について近年問題になっております。私共17箇所太陽光パネルを設置しておりますけど、材料、原産国について確認を取るようにしております。中国製の太陽光パネルが現在流通している6割を占めており、中国製の太陽光パネルを使用しているところもございますけど、後々リサイクルの問題等もございまして、これから設置をしていく太陽光パネルについてはそういったことを十分配慮して選定していくことを考えております。トレースの方はしっかりと出来ておりますし、設置箇所に付きましても、人工的に改変されている場所を選んで設置をしていくということで、今後太陽光パネルに遮られて生態系が変化をするということが無いように心がけて再生エネルギーの使用を増やしていきたいと考えております。
司会:非常に大切な質問を頂きました。我々はメーカーとして様々な原材料を仕入れていくことになりますので引き続きしっかりと由来等捉えてまいります。ご質問ありがとうございました。
<備考>
国際フォーラムのホールを借りての総会で、参加株主は100名以上。
質問する人は事前に申し出て先に申し込んだ人の順番で質問は行われました。
事業報告にてSDGsに基づき、太陽光パネルを用いた発電でCO2削減ということと、人権尊重をプレゼンテーションで行ってたので、ウイグルの人権問題をテーマに質問をしました。やはり予想通り、太陽光パネルは中国製を使っているので、質問としては刺さった形になり、その他のウイグル綿や原材料についてはスルーされてしまう結果となりました。
1人1問ということだったので、追い打ち質問は出来なかったのが残念です。

<追記>
キューピーの質問公開
ir_20230310_kewpie_the110th_q_and_a.pdf

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?