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私の歴史。Vol.3 気が付けば、子どもの頃の夢の職業に

「ベランダから環境を考える。upsoil」を運営するアップソイルカンパニー株式会社 取締役社長の中原ひとみです。ウェブデザインTomorrowArchとしてWeb制作業を営みながら、今年2023年5月にアップソイルカンパニー株式会社として起業しました。なぜ起業したの?なぜWebから土のリサイクル?と聞かれることが多々あり、自分のことを整理する意味も含めて「私の歴史」を何回かに分けて書いています。今回はVol.3です。

気が付けば、子どもの頃の夢の職業に

Vol.2で書いた通り、私は初めてのWeb関連の就職は3ヶ月で挫折しました。そして、Webデザイナースクール時代にやっていたアルバイト先、楽天ショップに出店している婦人服アパレルブランドのお店に戻り働き始めました。

子供の頃、私は良く両親にお洋服屋さんでハウスマヌカンになると言っていたそうです。今となっては死語ですが、昭和時代「ハウスマヌカン」という名称でアパレル店員さんがしゃれな職業だったのです。

ハウスマヌカンとは、ブティックでその店の商品である服を着て客に応対する販売員のことです。英語の「house」とフランス語の「mannequin」を組み合わせた和製洋語で、1983年に雑誌「アンアン」がこの名称を用いて特集を組んだことから定着しました。

Weblio

高校の進路を決める時、自分でお洋服屋さんができるようにと考えて商業高校に進学しましたが、高卒でそのまま店員さんになるのも嫌だったというか働きたくはなかったし、ガッツリ勉強もしたくなかったので、近場の都会=福岡で専門学校にでも通うか・・という、ゆるっと福岡に住みたいという理由で福岡の医療事務の専門学校に進学しまいた。当時、医療事務の資格ができたばかりで求人もたくさんあったし、親の説得も楽だったのであまり深くは考えずに卒業間近に決めたことを覚えています。

話がそれましたが、ポータルサイトの仕事を辞めた私は、お洋服屋さんのネットショップのページ制作の仕事に就き、気が付けばそれは子どもの頃の夢の職業「お洋服屋さん」だったのです。何となくの夢の叶うものだなぁー・・と考えてたものです、人生は不思議です。

ささげ業務

みなさん「ささげ業務」ってご存知でしょうか?
ECサイトを運営するうえで欠かせない業務です。特にアパレルでは・・

  • ささげ業務の「さ」は商品撮影

  • ささげ業務の2つ目の「さ」は商品の採寸

  • ささげ業務の「げ」は商品説明用の原稿作成

朝出勤すると、その日にページを作る商品がラックにかかっていて、撮影するためのコーディネートを自分で考えて商品をピックアップし、ボディー(マネキン)に着せて商品撮影して、採寸して、商品説明の原稿を書いて、コーディングする。これを9ページ作っていました。

1アイテムに12枚の写真を掲載、Photoshopで背景を白抜きして合成したり、色味補正したり。SALEバーナー作ったり、トップページを更新したり、Yahoo!ショップを新たに作ったり、ショップの紙袋をデザインしたり。

さらに文章もしっかりと、フレンドリーな文章で書くのがお店の売りだったので文章作成も大変でした。洋服を着るオケージョンを書いたり、特徴やポイント、そして商品名も考えていました!

お洋服には商品名がないんですよ!型番品番はあるけど・・だからネットで商品登録する時には、買いたくなる、クリックしたくなる商品名を小売店が付けます。例えば「大人綺麗めカジュアル、裏起毛であったかなのに着痩せ間違いなし!デイリーにもってこいのワンピース」とか。古って感じですが、当時はそんな煽り気味の商品名をつけていましたww。今は楽天でもあんまり見ないですね。

そんな勤め先のアパレルショップの売り上げは、ちょーーーーーぉぉおおお絶に、右肩上がりでした。私が商品ページを作れば翌日には全て完売してる。全盛期は月商3,000万円、年商4億円を超えていました。大分の商店街の一店舗でこの売り上げ・・・、まさに私が魅了された、インターネットの一発逆転!アメリカンドリームならぬ、インターネットドリームを身近に体験したのです。




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