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20240908:山に登った

まあ、山といっても全然アップダウンはなくて、いわゆるハイキングコースってやつです。
でもこの峰谷橋から山のふるさと村ルートは2013年くらいから通っていて、コケやキノコがいろいろある。
東京在住のコケ初心者にいろいろコケを見たいんです、って聞かれたらまずここを案内します。

この赤い橋の手前にトイレがある

第1に、楽してコケが見られる。コケに集中したいのに登山で疲れてしまっては本末転倒。都心から3時間弱かかるけど、疲れずに見られるスポットというのは意外にない。高尾山だってけっこう登りきついし。
もっとも今日はそこそこ暑いのでちょっぴり脱水気味になりました。

コケ役者石倉さんの動画イントロでおなじみの橋

第2に蘚類も苔類もちゃんといる。
見つけづらいけどオタルヤバネゴケやクチキゴケ、ジャゴケなど低地の苔類が見られるのもけっこう貴重。
運が良ければ粘菌もいます。
もっと運がよければカモシカも遠目に見つけられるかも。休みの日はバイクがうるさいので平日オンリーです。

初めて見た変形菌

第3にレストランやトイレがちゃんとある。
コケがいい感じのところって山奥だからレストランはおろかトイレすら整ってないところが多い。
ここは山のふるさと村でいろんなご飯が食べられるのがありがたい。
もちろんトイレも完備。

実はこのルート、コロナ前に来たきりだったんで、5年ぶりくらい。
今日は暑いので菌類が祭りになっていました。
森は季節によって全然顔を変える。冬から春にはどっさりいるネズミノオゴケはかけらも見えない。自分たちが生きやすい時期にのびのびと太陽光を浴びて、無理な時期には胞子体などになってやりすごす。
人間にはできない高等戦術だと思うのです。

タマゴタケはカサが開ききっていました

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