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視点の一致、神視点…互いの心情を描くにはどうすればええん?

※この記事は以前某所で書いたのに未だなんにも事態が変わっていないことへの自戒を込めた転載です。

自称「物書き」がほんといまさらお恥ずかしい話です。

小さい頃から文を作るのが好きで、作文・感想文・小論文は大得意科目。なので自然と小説っぽいものを書くようになりました。
ストーリーの面白さや話の組み立て方なんかは置いておいて、文章を書くにあたってのお作法というか、技巧的なもの?はそこそこ身についていると自負しておりました。

ある時それを覆され、大変なことに気づかされたのです。

そう、あれは新刊『恋する上司はトリックスター』を出そうと頑張っていたときのこと。
とある方になりゆきで下読みしてもらうことになったのですが、
「手塚視点になったり羽田視点になったりしてるよ」
とご指摘いただきました。
しかしそのときの私は「ええ、それが何か?」ってなもんでした。

どうやら一人の視点からしか書いちゃダメ(章を変えてとかならアリだけど、コロコロと入れ替わるのはナシ)らしいでずぜダンナ……!

と、こんな時期にこんなことを初めて知ったのでした。
「ほえぇ~~!そうだったのか、気をつけよ!」
そのときはそのぐらいにしか思わず、『恋トリ』を修正しました。

で、できたのがこちら

完成したのはいいけど、
『二人ともの内面をこれでもかというぐらいに描写したい私はどうしたらいいのか?』
ぼんやりと疑問を胸に残しながら、その後も執筆を続けていました。

その後、アンソロ用の原稿に着手、筆が乗り出したところで、ふと気づく。
また一文ごとに両方の内面を書いているなあ、と。

3000字ほどのかたまりの中で、始まりはA視点、最後はB視点になっている……いやたぶん、この話以外も、ほぼ全作、そうなってるんじゃないでしょうか。

無意識に当たり前に書いちゃうぐらい、もう完全に癖になっているんですね。

だって!

AがBのこと愛おしく思っていることも細かく書きたいし!
BがAを可愛いなと思っていることも事細かに書きたいんや!

というわけで、ぱったりと筆が止まって、詰んでおりました。

「~ように見えた」という感じで書けばいいと見かけたけど、そんなふんわりした予測ではなく断定として心情を描(えが)きたいんだが……!

「三人称 神視点」「小説 複数のキャラ 心理描写」などググりまくってみたのですが、やはり自分の悩みのケースにぴったり答えてくれているものはなかなか見つからず。
小説の書き方的な本もいくつか読んでみたんですが、ほとんどがストーリーの作り方に特化している印象。
こんだけ体に頑固にこびりついた手癖を修正するには、もう他者の力を借りるしかないのでは?とXでよく見かける小説講座なんかも見てみましたけど、かなりのお値段なんですよね……💦

ディスコードの物書きコミュに入ってるんですけど、不特定多数の所に
「はいはいしつもーん✋」
って入っていけない性格で……
だから必然的にマンツーマン希望となり、結果お高く😇

ココナラなんかのサービスも見てはみたけど、誰がいいのか決まらずイマイチ一歩が踏み出せないまま。


文章が読みにくいです……。
作者は登場人物がどういった心理で、どういった行動をとっているか分かるのでしょうが、独りよがりな文章でそれがうまく伝わらないと感じました。

もう少し話が面白かったり登場人物が魅力的なら楽しめたと思います!

kindle『曖昧な関係』☆1レビューより

kindle『曖昧な関係』に書かれたこのレビューを思い出しました。
そういうことなのかな、と。

酷評まみれの拙作はこちら

だんだん何を書いても読まれなくなってきた(以前比)のも
「あいつの文章は拙い、わかりづらい」
という認知が広まってきたからなのかなと……
(十八番・マイナス思考暴走)

長年放っておいたツケをそろそろ払わなきゃな。
一番の原因・容易な解決策が「インプットを増やす」なのはわかっているのです――

この壁を乗り越えないと今以上のものは書けないし、何よりビビりながらじゃ楽しく書けない。もう字書きとも名乗れないという気持ちです。


……と言っていたのが約1年前だぞ!
あれから特に何も対策していない。
売れている商業BLを読みかけで放置している始末。
視点の一致は気をつけるようになったけれど、二人の心情が完全に描ききれなくて悩んでいる状況は変わらず。

いただいたサポートは同人誌やグッズの制作費として使用させたいただきます🙏