いつも心に美意識を

僕は複数回以上、大病を患った経験が有る。その為、人より入院生活を多く過ごしてきた。
幸いな事に、僕は無類のホラーマニアなので、新しい医療機関に入るたび、看護師さん達を追い回し、「○○病院の七不思議みたいなオカルト話有ったら、聞かせて」等とホラーなネタや、不思議な話を強要する事を、退屈な入院生活の暇つぶしにしていた。
そうして僕が知った医療に纏わる「不思議な話」の中で最も不思議な事の一つに「プラシーポ効果」と呼ばれる現象が有ります。それは、どんな現象かと言うと、全く薬効の無い、只の小麦粉でも、それを、良薬と信じて服薬し続けていると、効果が現れるという不思議な現象が有る事は、医学的にも認められている。というものです。つまり「病は気から」と古くから言われてきましたが、それは、決して迷信でも「非科学的な言い伝え」でもなく、実際の臨床で起こっている現実らしいのです。

医療に限らず、この「気」とは、多方面に様々な影響を及ぼすようで、歴史に名を刻む程のトップアスリートや、偉大な成功を収めたビジネスマン達の多くは、その自伝や語録の中で「自分を信じる事」や「成功を信じる事」の大切さを説いていますね。
科学的には「成功を信じる事」と「成功する事」には何の因果関係も無い筈ですよね。

病も成功も、全ては「気の持ちよう」なら、その「気」が最も不思議です。
この摩訶不思議な「気持ち」とは、いったい何?

健康も成功も、それに左右されるなら「気持ち」を律する事が、より良く生きる極意かもしれない。

最近よく報道で見る「煽り運転」や「ヘイトクライム」の過激化による傷害沙汰等も、感情のコントロールが出来ない事で、相手の命も自分の将来も潰してしまうなんて、下劣漢の多い現代人は、滝行積んだり、座禅を組んだり、自分の心と向き合う機会が必要かもしれません。果たして、我が心は、人に誇れる姿をしているだろうか?

人は生きる上で、善たる事を目指すべきだと思います。
昔、僕の時代(昭和の中期頃)には、男は少しぐらい悪くたって・・・って風潮も有りましたが、善いに越した事ないですよね。
どんな時代のどんな風潮にも汚れず折れない「心の美意識」を磨き、生きたいものです。

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