壊れゆく世界


今、世界では、1分で、東京ドーム二個分の森が無くなっているらしい。

もちろん、原因は伐採や、汚染です。
森に限らず、世界の森羅万象は,減り続けているのかも知れない。例えば、僕が、幼い頃、見ていた、昭和の夜空には、満天の星が輝いていたが、今じゃ「星座」なんて、ちっとも見えないから、森も、空もと、「世界」って狭くなってるの? 

さらに古く迄、遡れば、我々生物が、原始の地球の太古の海で発生したばかりの頃は、「運動器官」も「知覚神経系」も無く、ただ、海に浮き、波に揺れていただけの存在で、自らの意思で動く事も、何かを知覚する事も出来なかった頃(つまり進化を始める前・始めたばかりの頃)は、「世界」は今より狭かった筈だ。「知覚」が無ければ、自分が居る事も、その周囲に海が有る事も分からない筈だから、その時点では世界は、限りなくゼロに近い存在だ

世界はそんなふうに「認識」の問題だから、
世界は、まだ存在として未成立で「ほぼ無」で、そこから、生物の進化、つまり、知覚神経の発達と共に拡がっていったのだろう。

世界とは、それを知覚出来る生物が、進化し、登場するまでの間、世界は、何者にも知覚も認識もされなかった筈だ。その間、一体、世界はどこに在った?そもそも、有った?そんな不明瞭な存在を僕は、「在る」とか「存在している」と、思えない。

やはり、僕には世界は、そこに生きる生物の知覚(生命の発生と進化)を前提条件として成立しているように見える。世界は実に不思議だ。

そんな得体の知れないものから、森を焼いたり、星を消したりして、無事で済む訳が無いから、僕らもそう長くないだろう。森が消え、星も消え、

いよいよ次は、人類の番というのが、当然の帰結だろう。

地球環境に、他の生物達に謙虚になれない報いだ。

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