農耕ダイヤ


先日のソフトバンクの通信障害は、大変でしたね。
幸い、僕は、他社ケータイのユーザーなので、無害でしたが、

「突然の通信障害」は、今後も想定しておくべきだろう。
我々日本人は、「想定外」に備える習慣が無い。
今回の通信障害も、予め分かっていれば、少し不便なだけで、騒ぎにまでは、ならなかっただろう。我々は、「咄嗟の事態」に対処するのが苦手で、「臨機応変」というスペックに欠くのは、農耕民族の悲しい性だろう。

騎馬民族や、遊牧民は、どんな環境にも速やかに対応しないと、存亡の危機だから、我々と違い、常に備えが有る。

話は変わりますが、僕は、車を持ってないので、週末や祝日にバスや電車を利用するが、バスも、電車も「休日ダイヤ」の為、普段と運行が違い、大変だが、しかし、その普段と違うダイヤ通りにバスも電車も来てくれる。こうして、全てが「時間通り」に運行される様子を称賛し、驚く、来日外国人の方は、多いと聞く。

我々が、時間に対し、細かく、几帳面なのは、我々日本人が、「農耕民族」だったからだろう。春に植え忘れた稲が、秋に実る訳がないように、農耕と、春夏秋冬・朝昼晩は密接だから、今日も、いつもの時間にいつものバスでいつもの職場に行く。農耕社会では「想定外・予測不可」は、起きにくい為、我々はそれ(不測の事態)に対処できるスペックが無い。

逆に、我々こそ「想定外」を事前に想定しておく必要が有るだろう。

農耕は、田植えの時期など、四季を見て判断するのだろう。我々の体内のリズムはそんなふうに大らかに、ゆったり巡っているのだろう。そんな我々に「通信障害」なんて、近代的な難問に対処できる訳が無い。今後もご注意を。

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