呆けて悪いか!


僕は長い間、不眠症に悩んでいるので、その解消になればと○○熟睡法とか「○○が眠りに良い」なんて、情報を聞けば、片端から、試してきた。そのような試みの一つに「ヒーリングCD」が有る。波の音や、風の音が、収録されたCDを、リピート再生で延々と朝まで流すのだが、朝、目覚めた時、波の音(つまり水の音)が流れていると外は雨かと、勘違いし、次に風の音が流れると、雨+風で嵐を連想し「台風」を確信する。台風に臨む覚悟で外に出ると、快晴で、驚く事が、よく有る。

まぁ、昔からバラエティー番組のドッキリ企画は好きでよく見ていたけど、自分で再生したCDの音を勘違いし、驚いてりゃ、ドッキリの自給自足で、世話無いね。
まったく、馬鹿げているけど、僕のような、脳の健康状態に自信のない高齢者には、多少の「脳の刺激」は、老化防止に良いらしいが、自分で仕掛けたドッキリに騙される程「呆け」が進行しては、既に手遅れで、治療不可だろうか?
まあ僕に限らず、人なんて、どうせ賢い生き物じゃないから、少しぐらい老いたって、呆けたって、たいして変わりゃしないんで、それなりに楽しめます。
せっかく老いる程、生きてきたんで、それを楽しまなきゃ、損かもね。
そしてまた、今夜も、僕は、件のCDを流し、翌朝に同じ勘違いをし、慌てるでしょう。
え!学習能力? 僕の人生にそんなもの不要です。無くて充分楽しく暮らせます。

「学習能力」そんな野暮な代物ない方が、毎日ミスって、ドジ踏んで、と大騒動で、面白おかしく暮らせています。

 賢く、慎重で無難に何もない人生なんて楽しく無いでしょ?
まだ若い方々も、人生晩年の大騒動を、楽しみに、健やかにお過ごし下さい

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