最古のロマンス~インチキ進化論②~


先日、南極で、5000万年前の「卵のう」が見つかり

そこから、生物史上最古の精子が見つかったそうです。

まだ、何の生物の精子か不明で、ヒルやミミズに近い生物らしいというニュースを見た。

え!「ミミズ」って体内受精なの?

少し意外だったので、調べてみたら、

何と!「雌雄同体」だそうです。

この「雌雄同体」って生物は、意外と多いらしいです。(カタツムリ・ウミウシ・牡蠣・・等)現代人にも、「どっちつかず」な感じの人が増えている様子ですけど、

本来、そっちの方が、主流なのかも知れない。

もともと、生物は「細胞分裂」で増殖していた筈だから、

雌雄が分かれた事の方が、ただの「手違い」かも知れない。

生物が「細胞分裂」だけを行っていた頃の世界では、「性差」はありえない。分裂するだけなら、「違う性質を持つ個体」は、発生しないからだ。

AからAが生じ、ひたすら、Aだけが増え続ける、「変化の乏しい単調な世界」だった筈だが、

世界に「同じ事が寸分違わず繰り返され続ける」事は、なかなか困難で、どこかで齟齬が生じて当たり前だろう、(何億年も世界中の海で繰り返されてきた事が一つのエラーも無く、続く訳がない)

つまりAからA以外に、A’(エーダッシュ)が発生することが有ったかもしれない。

その時のダッシュ君こそが、我らが、愛すべき大先輩「世界最初のオス」であったに違いない。(間違いで発生したって間の抜けた感じが、オスっぽいでしょ?)

ところで、最近、僕のプリンターは調子が悪く、ミスブリントが出る。

当然、僕は「コピーエラー」が起きたら、慌てて、やり直す。間違いで発生した彼(エーダッシュ君)も、やはり同様に、慌てて、やり直そうと、元に戻ろうと、したかもしれない。

戻ろうとされた「元の母体」の方も、慌てただろう、戻ろうとするダッシュ君を拒み、押し出したかも知れない。

戻り、押し出され・・・とピストン運動を繰り返せば、

それは、世界初の性行為となったかも知れない。

そのような「やりとり」の中で、もう一体別の個体が、派生したら、「出産」の原型かもしれない。

あるいは、ダッシュ君が拒まれず、元に戻れないまでも、二つの細胞が重なったら、それは、「単細胞」から「多細胞」への進化になったかも知れない。

僕は、以前の記事「男と女の物語~インチキ進化論」で、書いた通り、雌雄の分裂(つまり性差の起源)が、種の起源(つまり進化の始点)ではないかと思っている。

雌雄も進化も、始まりは、「ちょっとした手違い」だったと思う

「宇宙の誕生(ビッグバン)」だって、ありえない程、低い確率で、たまたま起きたと言われてるから、結局、全部「ただの手違い」だったのだろう。

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