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サウンドARについて考えてみた

<ポイント>
1.テクノロジーの進化によって可能になった世界
2.日常を少しだけ拡張して非日常を味わえるもの
3.エンタメ×テクノロジーで新たなソリューションを提供

"音楽" の 拡張って、どんな感覚だろう?

エイベックスが「SARF」で、サウンドAR事業に本格参入を表明

記事だけ読んでみても、すんなりとその世界を描くのが難しかった、というのが第一印象だった。では、PR映像を見ればもう少しイメージが沸くのではと思い、視聴してみた。そしたら、自分が想像もしない世界が広がっていた。


この時代、ただ音楽を聴くということは、ただ消費しているだけに過ぎず、ただ消費するだけでは、この時代を生きる人々は満足しない。
そんな中、音楽の聴き方も変化してきており、世界的にみればサブスクで音楽を聴くのがもはや当たり前になりつつある。(残念なことに、日本は世界から5年ほど遅れていると言われているが・・・)
そこで、「IoTデバイス」と「音楽サブスク」を組み合わせて、音楽から音声まで含めたサウンドによる拡張現実(AR)を、社会ソリューションや新たなエンタメコンテンツを創出していくというのが、このSARFという事業なのだ。

まず第1弾としてリリースされたコンテンツは『AWALK』と呼ばれるもの。

「AWALK TOKYO散歩 by 大塚 愛」
「AWALK in SHIBUYA by FAMM’IN」
「AWALK in “MAGNET by SHIBUYA109” by Miracle Vell Magic」

その場所を"お散歩"するときに、音楽と音声とでエンターテイメント化した移動時間を提供するというイメージだ。
観光サービス的なな側面が強いコンテンツという印象を受けます。
現状は、コンテンツを聴きながら移動するという受動的な使い方だが、将来的には、その場所やお店でしか体験できないといったテクノロジーを駆使したソリューションができることに期待したい。

まだサービスが始まったばかりだが、今後もサウンドARの可能性とエンターテイメント化ソリューションの提供に注目していきたい。