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プレイヤーズコンベンション2024愛知を終えて

5/25~26に常滑で開催されたプレイヤーズコンベンションにて、パイオニアのサイドイベントに参加。あるいは近日中でのアリーナにてエクスプローラーランクマッチでの対戦。
以前投稿したグルール機体のリストから微調整をしつつ、カードの使用感などを書いてみる。

〇そもそも今のグルール機体ってどうなの?
デッキパワーは悪くはないが、数としては全盛期よりかなり減っている。原因としては、
・トップメタのイゼットフェニックスや流行りのアマリアコンボに不利がつく。(サイド後逆転は可能)
・《精鋭射手団の目立ちたがり》を獲得して流行りだしたグルール果敢等の赤系アグロにプレイヤーが流れている。実際そちらの方が速いし安定する。
…あたりが考えられる。一応トップメタの一角であるラクドス吸血鬼には有利だし、サイドをもう少し考えれば全然戦っていけるデッキだと感じる。

〇一部カードについて
《密輸人の回転翼機》
解禁された当初は最強のカードだと思っていたが、今のパイオニア環境ではすでにそうではなくなっていた。《致命的な一押し》で簡単に落ちるし、「クリーチャーがいないと仕事をしない」という機体が持つ欠点が目立つ場面も多い。もちろん非常に強いカードであるのは事実なのだが、考えなしに4枚入れて良いカードではなくなったのだ。

《太陽の執事長、インティ》
強いカードではあるのだが、意外と能力を持て余すことが多かった。というのもグルール機体のコンセプトとしては、出したクリーチャーに《無謀な嵐探し》で速攻を付けて攻撃or即座に機体に乗せて疑似速攻攻撃、となるので、クリーチャーを出したターンにインティの能力を使うと追放したカードをプレイするためのマナが残らないのだ。
その辺りはプレイングで補うことはできるが、もっとコンセプトに合致したカードがあると感じた。

《アクロス戦争》
グルール機体の必殺技の1つ。しかし大型クリーチャーを立ててくるデッキに対してはクリティカルなものの小型が並ぶデッキに対しては(戦場を混乱させることはできるが)今一つといった印象を受ける。
現在のメタ上位を見るとラクドス吸血鬼にはクリティカルなものの、それ以外には微妙(4マナでクリーチャーを一時的に除去しているようでは遅すぎる)なことが多い。
メインには入れず、サイドに2~3枚程度がベターかもしれない。

《勇敢な追跡者、ルビー》
赤ずきんがモチーフのカードで、日本絵師版でかわいらしくなったカード。実はスタンダードで先に使っていたところ、これはパイオニアでも行けるのでは?と思い試してみたところ、良い感じに動いてくれた。
《エシカの戦車》も含めればパワー4以上のクリーチャーが14枚も入っている(以前のリスト参照)ので、2マナ3/4速攻という恐るべきパフォーマンスをかなりの頻度で発揮してくれる。
また速攻持ちで赤緑両方のマナが出ることもあり、序盤のマナクリーチャーとしてもテンポ良く動いてくれる。
これ自身は伝説だし、すでにエルフ2種がいることもあるので入れて2枚までだろうが、2マナ域としてはかなり良い感じだった。

《漁る軟泥》
お馴染み墓地を食べるスライム。メインに1枚入れておくと墓地利用するデッキや、クリーチャーデッキ相手にうっかり生き残ってしまった時にイージーウィンできるので、緑のクリーチャーデッキなら1枚なら入れ得。
マナフラッドも受けられるし4/4以上になれば《ルビー》も強くなる。
ただしサイドから入れるくらいならもっと強烈な墓地対策カードを用意すべき。

《毒を選べ》
緑の置物&飛行クリーチャー除去としては過去最高クラスのコストパフォーマンスを誇り、《血管切り裂き魔》ですら護法を無視して倒せてしまう。
サイドボードとして頼もしいカードだが、布告除去ゆえに思ったとおりの結果にならない可能性もあるので要注意。《アトラクサの討死》とはトレードオフだろう。

《争闘+壮大》
メインに入れられる飛行クリーチャー対策として検討中なのがこのカード。《帳簿裂き》や、+1/+1カウンターが1個乗った《血管切り裂き魔》あたりも射程圏内なのは流石の一言。
また打点UPにも使え、トランプルと+4/+2修正は十分に戦闘をひっくり返す力を持つ。
かつてのスタンダードでお世話になったカードだが、また試してみたいところ。

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