『感情と論理』を制する者は、全てを制する
人間が動く時は『感情と論理』によって意思決定されています。どんな人の意思決定にも『感情と論理』が介在しています。つまり、この2つを抑える事でどんな事・どんな人に対しても”自分が思った通り”にコントロールする事が出来ます。
案外『感情と論理』の話を理解していないor認知していない人が多くいます。「なぜあの人は動いてくれないのか?」や「どうやったらこの提案が上手くいくだろうか」という事を考えている方はいるのではないでしょうか。
人に何かをお願いする時にお涙頂戴の感情だけのアプローチでは全てを思い通りに動かす事は出来ません。逆に、論理だけでアプローチしても上手くいきません。『感情と論理』の二つをバランス良く噛み合わせながら提案する事が求められます。
覚えて頂きたい事としてどんな人にも『利害関係』が存在します。強面な人でも一切の感情が見えない人でも所詮、人間です。感情はあります。逆に、どれだけ感性が豊かで直感的な人にも最低限の論理は分かるものなのです。
繰り返しますが、人の意思決定に『感情と論理』は必ず存在します。人によって比重が異なるだけです。感情に重きを置く人もいれば、論理に重きを置く人もいます。そのバランスは立場や関係性、状況によって変わってきます。
スタートは感情。中間は論理。終わりは感情
『感情と論理』のバランスについてです。多くの人間の意思決定に置いてこのフローが成り立っています。
最初=感情。中間=論理。最後=感情
最初=感情。
これはYouTube広告やテレビCMが顕著に現れていますね。最初に目に付く映像や画像・音声は”興味を惹くような”モノに仕上げられています。まず視聴者に対して「なんだこれは!?」という感情を奮起させています。
次に、中間=論理。
これは法人契約や大きな買い物をする時に現れています。「果たして本当に買うに値する品物なのか?」や「具体的な効果は?」という風に人は費用対効果やその商品・サービスを購入後に起こる具体的な変化を脳内で論理的にイメージするようになります。
ここで、論理の破綻があればその商品・サービスが購入される事はありません。他社製品の方が性能が良かったり価格が安かったりしない場合に売れないですよね。それと同じです。
そして、最後=感情。
最後はやっぱり感情です。toBの契約では最後の一押しはやっぱり感情です。「御社の為に尽力させて下さい!」この熱心な一言に勝るものはありませんよね。
「感情と論理はどちらが大事なのか?」という問いがありますが『両方大事です』そして、そのバランスは状況によって重要度が異なります。一概に「感情が全てだ!」や「論理が正しい方が正しい」とは限りません。物事を局所的な一部分でしか見るのではなく、全体を包括的に見る事。これがブレなければ『感情と論理』の使い分けも上手くいく事でしょう。
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