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「ハグして!」おとなになる心と体のじゅんび

「ハグして!」おとなになる心と体のじゅんび
作・絵 安藤由紀
発行者 小松崎敬子
装丁 畠山香織
発行所 株式会社岩崎書店

男女の身体の違い    あり
大人と子供の身体の違い あり
性別、性自認、表現   あり
ジェンダー       あり
性器の名称や説明    あり
生理、月経       あり
性交          あり
胎児の成長       なし
出産          なし
家族について      あり
プライベートゾーン   あり
セルフプレジャー    なし
同意          なし
防犯          なし
人との距離感      なし
大人への解説      あり(性の絵本の手引き〜大人の方に知っておいてほしいこと〜)

用途          読み聞かせ
本の大きさ       B4以下
ページ数        36ページ(絵本編〜31p,解説編32p〜)
1ページあたりの文章量 絵本編300文字以下、解説編1,000文字以下
ふりがな        あり
イラストや写真の雰囲気 カラー、キャラクターが動物、具体的なイラスト
ファンタジーな内容   なし(キャラクターが動物)

この本は、思春期の心身の変化や妊娠までの過程を優しく伝える本です。家族や友だちと話し合う場面が描かれているので、大人にとっては伝える練習にもなります。多様性やその人らしさを大切にすること、性器の洗い方等が描かれています。
「性の絵本の手引き〜大人の方に知っておいてほしいこと〜」では、絵本の目的、セクシュアリティと日本の性教育の課題、世界の性教育、就学前から性交を教える意味、男の子の発達、女の子の発達、性教育で性に興味をもちすぎるのでは?という内容が書かれています。ここを読むと性教育の概念が変わると思います。性に関わる権利と法律を知ると、日本では性暴力から守られていない事実がわかります。何歳からでも性教育をすることはいいと思いますが、正しい知識を小さなうちに伝えることは、思春期で伝えづらくならないこともメリットだと思います。

安藤由紀さんの他の著書「いいタッチわるいタッチ」についてはこちら


この記事は、私が読み聞かせや性教育をする時の参考にさせていただくための性教育関連の本や資料のメモです。
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