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「いいタッチわるいタッチ」

「いいタッチわるいタッチ」
著者 安藤由紀
出版社 株式会社 復刊ドットコム

男女の身体の違い    なし
大人と子供の身体の違い なし
性別、性自認、表現   なし
ジェンダー       なし
性器の名称や説明    なし
生理、月経       なし
性交          なし
胎児の成長       なし
出産          なし
家族について      なし
プライベートゾーン   あり
セルフプレジャー    あり(解説編)
同意          あり
防犯          あり
人との距離感      なし
大人への解説      あり

用途          読み聞かせ、大人の学習
本の大きさ       B4以下
ページ数        33ページ(絵本編〜27,解説編28〜)
1ページあたりの文章量 絵本編150文字以下、解説編1,500文字以下
ふりがな        なし(絵本編は全てひらがな、カタカナ)
イラストや写真の雰囲気 動物のキャラクター
ファンタジーな内容   なし

友達のお母さんからいいタッチとわるいタッチを学ぶ本です。内容をタッチにしぼっているので、子供自身が読み学ぶ時に理解しやすい本です。タッチと言ってもキックやパンチ、くすぐり等も含まれていて、いやなタッチは我慢しなくていいんだということがわかります。もし大人が一緒に読み聞かせするときは、「いいタッチ」、「いやなタッチ」の他に「?タッチ(あれ?なんだろう?なんか変な感じがする)」というタッチがあるかもしれないねという話をしてもいいのかなと思っています。加害をする人は、はっきりと○か×で決められない微妙なところから始めるとわかっているからです。
大人向け解説編は、性的虐待の事実からどんな人が加害を行うのか、どのような手口で行うのか、被害を予防するために普段からできること、もし被害にあったときはどのような対応をするとよいか等が詳しく書かれています。

私は保健室にこの本を置いていました。低学年が手に取ることが多いですが、高学年が読むこともありました。この本を読んでいる子がいるときは、(できるときはその時の)顔色やその後の言動でいつもと違うことはないかを気にかけてみるようにしていました。この本で被害に気付くことがあるかもしれないからです。

この記事は、私が読み聞かせや性教育をする時の参考にさせていただくための性教育関連の本や資料のメモです。
誤字脱字や内容に失礼がありましたら、お知らせいただけるとありがたいです。

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