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世迷い言?現実?「ブレイク」感って結構ざっくりしている

「売れる」とはどういう状態なのか。
何をもって「ブレイクした」というのか。

占いに頼るワケではないが、友人であるゲッターズ飯田氏(占い師芸人)に何度か占ってもらったことがある。彼曰く、「占いは娯楽。エンターテイメントですよ」ということで。

私の手相は両手ともマスカケ線がある珍しいものらしい。戦国武将がこういう手相が多いようだが私は戦いは好まない。女だしね。

「魚住さんは天下取るか、野垂れ死にですね」

彼はそういって微笑んだ。
「天下を取る」とはどういう状態を指すのだろう。
私は基本的に「有名になりたい」とか「大金持ちになりたい」とは思ったことがない。よく分からんが面倒臭そうだ。
「自分の書いた小説が爆発的ヒットなんてしなくてもいい。一生とんとんで、ちゃんと食えていけて、好きな小説がずっと書いていける分だけあればいい」と言うと飯田氏はキッパリとこう言った。

「それが一番難しいんですよ。とんとんで…中間地点をキープして生きていくためにはまず、一度メーター振り切るぐらい売れなきゃいけないんです」

そんなもんらしい。
私は今のところ、このままいくと「野垂れ死に」の方へとまっしぐらだ(そんなにショックでもない)。
私の望みは、一生「ものを創る」「ものを書く」ということ。そうしていないと気が狂ってしまうと思う(いや、もう十分おかしいかも)。
でも、そのためには生活のための糧が必要だ。
どちらが先にくるか。
生々しいテーマで申し訳ないが、両立は難しい問題だ。みんな、日頃感じていることだと思う。

ここで唐突だが、有吉弘行氏の名言を。

『「ブレイク」とは、バカに見つかるということである。』

この場合のバカとは決して、IQが低いとか成績が良くない人のことではなく、エンドユーザーの中でも無神経で品と想像力のない、センスの悪いヤツのことを差していると思う。

だが、この「バカ」がものを買ってくれ、お金を落としてくれるのである。

[note]にはまだ「バカ」が居ついていない。
だから居やすいし、とても楽しいが……。
そう…痛し痒しである。

(終わり)

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