見出し画像

劇団きのこ牛乳16本目「Q-キュウ-

※個人の観劇感想記録なのでネタバレにならないようにお気をつけて


2024.2.21〜25 
北池袋新生館シアター
劇団きのこ牛乳16本目「Q-キュウ-」
初日に伺いました。

駅でて左数十秒みたいなとこにある劇場で、ビルの2階なので狭目で今回は舞台を挟んで両側に客席がありました。

私は後方にあたる席にいたのですが、そっちは2列しかない上にめちゃくちゃ演者さん近くまでくる感じが凄く久々な感じしました。(演者さんとお客さんが地続きな感じがいいよね小劇場)

小説の記念パーティー(?)みたいなのに出席した主人公の作家が攫われるところから始まるお話。
初日の初演だからなのか演出なのか、まあ演者さんの言葉の勢いが強い強い。

外国の探偵小説風のストーリーだなって思ったんですけど、その為にそれっぽい言い回しが多いからかな?なんて思ったり。
言い回しと結末の付け方的に観終わった後が外国小説の読後感に似てた。

そういえばガラケーと割と小さなノパソ、200ボルトの電流が流れる檻(?)、保護フィルムの掛けられた文庫本が共存する世界だから年代いつ頃なイメージなんだろ〜と思ったりした。

キャラ増えるとキャラ付けが難しいけど、ちゃんと全員そこにいる意味があった。(それが肝だったりするストーリーだったんだけどね。)

多めのキャストとそれっぽい言い回しって多用すると何が言いたかったのかついてける人とついていけない人に分かれる気がするので90分に詰め込んだこれはギリギリ攻めてるなって思いました。

全部の演技がつよつよなので、緩急があんまり感じられなくて私はついていきづらかった。上手い方たちのおかげでどうにかついていったって感じ。あと、主人公だけのシーンとかでやっと息つけた。
全部急!ってきてるから折角の畳み掛けのシーンが生きない気もしたけどあんまり緩急つけすぎると見せたいけどその場では残らなくていいところの印象残りすぎちゃうしなあ、難しいよなって思いました。

キャラに設定というかキーポイント盛り盛りだから演じるの大変そう〜って思っちゃった。舞台上では語られない部分、想像の余地が多いのは面白いけど客に放り投げてるのと紙一重だからなあ…
特に登場人物多くてみんなそれぞれ意思がある個性的な殺し屋たちなので、もっと掘り下げてるとこ見たかった気持ちとそんなことしたら本当に分厚い単行本になっちゃう。なんで医者はあの子のファンなん?そこまでのファンなん?なんで親父をメンバーに入れたん?殺し屋チーム作った理由もよく分かんないし、最初はこの犯行のためなのかと思いきやただ集めた→なんなら別の人が考えたことだった。
だからわからないし(時系列がたぶんそう)

いやもう絶対おもろいからまじで小説にして??

そうそう地続きといえば。
途中のシーンでコメディアンのキャラが(えげつない記憶?力を持つ)お客さんを覚えてるか?って聞かれて答えてたけどあれ、本当にその場にいる人だったりする?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?