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酒屋の定休日。

富士屋の定休日は木曜日。
この日は所用で小千谷に行った。
(小出駅から電車で15分のところ)

小千谷駅前の商店街を少し歩いた。
お昼前、開いているお店は少なく
あとはシャッターが閉まっている。

おばあさんがリアカーを押しながら歩いている。
別のおばあさんがタクシーにゆっくりと乗り込む。

小出の街も似たような感じだ。

生活の匂いというか
切なさというか
そういうものを感じながら歩いた。
これはこれでいい気がした。

観光的に盛り上がればいいな、
という思いもあるけど
一方で今のこの、
各々の生活を大切にしている雰囲気が
自分にとっては心地よく思えた。

用事を終え電車で長岡へ。

レンタサイクルを探したら
駅近くのゲストハウス(民宿のようなところ)で
貸していると言うので行ってみたが
受付の人がおらず、
歩いて目的地まで行くことにした。

高校の時バイトしていたスーパー
歩いて15分くらいで着いた、意外と近かった
来たのは4年ぶりくらいか。

自分がいた惣菜コーナーは
100円ショップになっていて
当時働いていた人を見つけることは
できなかった
どうしているだろう

バイト先には
同年代の人はおらず
自分より年上の方ばかりで
優しくしてもらって
本当にありがたかった。
時々思い出す。

そしてスーパーの隣にある小さな商店へ。
うちの帳面を見てくださっている税理士の先生から
教えてもらった
面白そうなお店なのだけど、

うちと同じく木曜日が定休日で
閉まっていた
ちゃんと調べてくればよかった
次は都合をつけて来よう。

そのまた近くの1000円カットへ
10分ほどで切ってもらい頭が少し軽くなった。

当時住んでいたアパートと
高校の校舎に寄って
外観はほとんど変わってないことを確認した
中身はいろいろ変わっていると思う。

よく行っていた図書館を見に行くと
空っぽになっていた。

駅前通りのビルの一角に場所を移したらしい
行ってみたらものすごく綺麗な図書館だった。

もうここで一日潰せるというくらいの
居心地の良さで
本が美術品のように展示されていて
ところどころにソファーが置いてあって
全体的に曲線のデザインで
明るくて
すごくいい感じだった
前の、古い建物も好きだったけど。

ビルの1階ホールにはピアノが置いてあって
女性が演奏していた。
生の音が体に響いてきた
ずっと聴いていたいと思いながら後にした。

駅前の酒屋さんに寄った
一軒はうちと同じく親子2人でやっているという
とても親近感があり色々と話し込んでしまった
米作りから手伝っているという
特別なお酒を教えてもらい購入した
もっと話したかった。

もう一軒は
お酒が好きなんだなと伝わってくる店員さん。
試飲させてもらいながら
この味が好みならこれもお勧めですよと
数珠繋ぎのようにお酒を紹介してもらい
のせられてオシャレな四合瓶を買った。

店員さんと話しながら選ぶのは面白くて
すごく勉強になる
もっと色んな酒屋さんを
訪ねてみたい。

その後駅裏の服屋さんで父のベルトを一本買って
ぽんしゅ館で四合瓶を一本買って
お酒は三本になって
リュックで来てよかったなと心から思った。

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