【マンガ】fish-フィッシュ-2巻を語りたい!
fish1巻に続いて2巻についても自分なりに気になったポイントなど書いていきたいと思います!
2巻ではジェンシーという新入社員が解説されるポジションになっていて、この作品の世界観や記憶操作能力の復習になっているのでpet未読な方にこそ1〜2巻続けて読んでほしいです。
(↓1巻の記事はこちらから ↓)
内容に触れてしまう部分もあるかと思うので、fishを読んでから読んでもらえるとうれしいです。
1.ジンとハオの主従関係
1巻でロンロンにしたことをハオに聞かれてしまったジンは、ハオに自分を抱くように命令しますが…。
ハオは、ジンの生まれた頃から成長をずっと傍で見守ってきました。最初は拒むハオでしたが…
ハオはジンのことを本当に大切に思っていることがわかってなんだか嬉しかったです。petでジンの味方みんな死んじゃった…と思っていたので…。
ハオのジンへの想いはなかなか1つの言葉で言い表すのは難しい感情ですよね…。
2.ユー改め、ジェンシー(J)
ハッカーとしての腕を見込まれたユーはジン達の住む屋敷に赴任します。
正社員になったユーは新たに名前もジェンシーに変わり、任された業務は日本行きの護衛たち・社員の素行調査。
そこでハオにも再会し、護衛たちやジンやロンロンに出会いますがその最中メイリンの世話係に異変が…。
「会社」の訓練学校ってハッキングだったり、銃の扱いなども学習させていて、バリバリ裏社会回す気満々でやっぱり闇だなと思いました(笑)
ジェンシーは、1巻冒頭でハオの腕時計に見惚れたせいで逃げ遅れてしまったんですね。
3.裏切り者には死を、が会社のルール
チェンはハオに対してジェンシーが馴れ馴れしくタメ口を使い、腕時計をもらっていたことが気に入らなかったようで、ジェンシーの部屋を訪れて暴力を振るいます。
それに対して腹を立てたジェンシーは、チェンの様子から薬をしていること、そして口座をハッキングしてチェンが横領会計士から賄賂を受け取っていたことを突き止め、ハオに報告します。
ハオはチェンを車に乗せ、尋問しながら森へ向かいますが…。
1巻からどことなくハオを気にかけている様子だったチェン。どうやらハオのことが恋愛対象として好きだったようです。
車での会話で、ハオはチェンが会計士・ユーエンと恋仲だったことを知り、逆にチェンはユーエンがジェンシーに横領を暴かれたことがきっかけで殺されたことを知り激怒します。
薬と横領だけで殺すのは厳しいなと思ってしまいますが、裏切り行為に厳しいがこの「会社」…。
ハオが20年来の同僚チェンに手を下す役割になっているのも厳しいです…。
4.護衛ルーの名推理
黒縁メガネがトレードマークのルー。
ジェンシーとの顔合わせの時は親しげなおじさんという印象でしたが、チェンが急に薬がバレて異動になったことに疑問を持ち、ジェンシーの顔の痣に気付きます。
ジェンシーに探りを入れ、ハオの発言や当時の状況、ジェンシーが周りをよく観察していることから会計士とチェンが繋がっていたこと、それをジェンシーが暴いたこと(社員を調べることが業務なこと)、ハオがチェンを土に埋めてきたことを推理します。
5.ジェンシーの本当の目的
学生時代、暴力を受けていたユーはその怪我を手当てしてくれた年上の女生徒、芳(ファン)に日本語を教わります。
ユーは卒業間近のファンに「今のうちにファンと結婚したい」と告白すると、ファンは「特別な社員になって私を見つけて欲しい」「それから正式にプロポーズして」とユーを抱きしめます。
ジェンシーはこの約束を果たすため「会社」の社員データを調べ、現在日本の病院にいると目星をつけます。
日本行きが迫る中、日本でファンを見つけ出すことを胸に秘めるのでした。
ユーとファン…甘酸っぱい!!
本当にファンは今、日本にいるんでしょうか?2人が再会できるのか気になります!
6.ジェンシーのヤマ
腕時計に気付いたジンはジェンシーがハオの弟分と知り、ジェンシーに本当の「会社」の事情を話していいかを確かめるため、ジンはジェンシーの「ヤマ」に入ります。
ジェンシーの「ヤマ」はハオが会いに来た時、謝りながら抱きしめられた記憶に、彼を形成する要素がいろいろ混じり合った「ヤマ」でした。
屋敷で再会した時不満げだったのは、前にハオが会いに来たことで「自分が惨めに思えた」「今までなんともなかったことが辛く思えて困った」と自身が辛い目にあっていたことを自覚をするきっかけをハオが作ったことでハオを逆恨みしてしまっていた感じ?
気付かなければ辛くなかったと…。
しかし、屋敷で再会した時に悪く捉えていたものが取り払われて、本来ハオが伝えたかった「褒めてやりたかった(お前は期待されているんだ)」を時間差で受け止め、ハオは自分を守ってくれる存在として「ヤマ」に昇格した、という感じなのかなと思いました。
ジャスミンの要素もあるのでもともとはファンとの記憶がヤマだったのかも?とかいろいろ想像しちゃいます。
ところで、大木と化したハオの木の根がユーのズボンに入る描写は一体何を意味しているのでしょうか……?
7.日本へ出張
「会社」が乗っ取った陳家を前任者が優遇していたことに不満を持つ現・日本の外務大臣の記憶を改ざんするために「会社」一行は来日します。ジンとロンとメイリンで大臣に侵入し、記憶操作を始めようとしたところ、そこには金魚と悟が待ち構えていて…!?
時々ちら見えしていたヒロキと悟がついに表舞台に出てきました!!!
「会社」と元ペットたちはこれからどんな攻防を繰り広げるのかが楽しみ(すごく不安)です!
2巻おまけ
チェンと会計士ユーエンの会話とジェンシーの1つ上の新入護衛・スゥのエピソードが描かれています。
ユーエンは話し方回りくどいけど意外と積極的!?(笑)
感想
会社の護衛の面々の性格や思惑も見えてきて、感情が交錯しまくり始めましたね…。
護衛との会話やヤマの描写で、ジェンシーの性格や生い立ちがだいぶ掘り下げられた印象です。
ジェンシーは心の声が多く、若者らしく辛辣なので実際の会話と結構違うのが面白いです(笑)
ハオが会いに来た時にユーを思って泣いたことが、「俺を勝手に哀れんで!あいつはわざわざ俺を惨めだと教えに来やがったんだ!」とジェンシーはマイナスに捉えてしまっていたところなどとても考えさせられました…。
ジェンシーは「会社」に居場所を見つけた、と嬉しそうなだけに今後どうなってしまうのかが今からすでに心配です…。
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