文化の普遍でなさ

映画でも小説でも、物語において「対話を拒む」「武力に頼る」のはたいてい間違った道として描かれるのに、世の中には対話を打ち切り武力に頼ろうとする人がいるのはどうしてなのだろう。

映画や小説といった「文化」は人類普遍のものだといつの間にか思い込んでいたけれど、それらは結局のところリベラルな知識人の持ち物に過ぎないのか。

どこに他者を理解する道筋があるのだろう。それを標榜するリベラル知識人がそれをなし得ていない現実に、道は他にあるように思えてならない。