【厳選】胸キュンが止まらない♡初心者にもおすすめピュアラブBL漫画！
こんにちは。魚川です。
今回は「胸キュン」をテーマに、私的激推しBL漫画を厳選してみました！
1.中村明日美子 「同級生」
著者 / 中村明日美子 (@asmk_gengaten)
出版社 / 茜新社 出版年 / 2008年2月15日
あらすじ
まじめに、ゆっくり、恋をしよう─────
優等生の佐条利人と女子にも人気のバンドマン草壁光。合唱祭前の音楽の授業で、草壁は佐上が声を出していないことに気がつく。歌をどうでも良いと思っているのか、と感じた草壁だったが、ある日の放課後、佐上が誰もいない教室で歌の練習をしているのを見かけた。それをきっかけに2人の関係は少しずつ変わっていって……
お調子者でまっすぐ想いを伝える草壁。不器用に言葉を紡ぎ、心を開いていく佐条。炭酸水のように弾けていく男子高校生2人の初恋。さわやかにときめく青春ピュアラブストーリー。
感想
一作品目は、中村明日美子さんの「同級生」です。胸キュン、ピュアラブといったら真っ先に名前の挙がる作品です！
クラスでも目立ち、バンドをやっていて女の子にもモテる草壁。そして、頭の悪い高校に通いながらも全国模試で満点をとるほどの秀才である佐条。
そんな「ジャンルの違う」2人が、合唱祭の練習をきっかけに距離を縮め、特別になっていく。
「恋」や「好き」という気持ちに気がつくまでのもどかしさと付き合ってからのすれ違い。全部が愛おしくてドキドキが止まりません！
中村明日美子さんは絵柄的に耽美系かな？と思ってしまうのですが、本当に純粋な恋のお話です。好き、恋、愛の変化の描き方が本当に素敵です。
シリーズ一覧
「卒業生-冬-」「卒業生-春-」
高校３年生になった２人を描く「同級生」の続編。卒業を目前にし、進路や将来を考えてすれ違う２人。「同級生」ではなくなる２人の選ぶ未来とは……。
「O.B. (1)」「O.B. (2)」
卒業後の草壁と佐条をメインにしながら、サブキャラクターのその後も描くオムニバス作品。オムニバスではありますが(1)(2)は繋がっており、「同級生」シリーズに登場したサブCP達が大団円を迎えます。
「blanc #1」「blanc #2」
卒業から３年。別々の進路へ進むことになった２人を描く。環境の違いからすれ違う２人と卒業時の約束。彼らはどのような選択をするのか。
特装版の小冊子は必見です！
「空と原」
「同級生」シリーズで、草壁と佐条に対し大人の目線でアドバイスをしたり、かき乱したりと、中々気になるキャラだった原先生(通称ハラセン)。読者の「ハラセンを幸せにしてあげて！」という声に応えて描かれたスピンオフ作品です。
個人的な総評
(★→1 ☆→0 MAX★5 評価)
エロ度 ★☆☆☆☆ (1.0)
「同級生」ではエッチなシーンはありません。が、後のシリーズでは少しそれを思わせる描写があります。なので★1にさせていただきました。初心者さんは性器がもろに見えてしまうことに抵抗があるかもしれませんが、この作品においては大丈夫です。BL好きで性描写の苦手な友人にお墨付きを頂いています！
爽やか ★★★★★ (5.0)
これは間違いなく★5です！清涼飲料水のような、爽やかな読後感です。
高校生特有の刹那感が堪りません。すごく純粋で綺麗な感情が描かれていて、思わずこちらも浄化されたような感覚です。
ドキドキ ★★★★☆ (4.0)
先の展開が読めなくてハラハラ！というドキドキではなく、胸キュンのドキドキです。じれったくて愛おしい。そんな感情が好きな方なら大満足間違いなしです！
泣ける ★★★★☆(4.0)
「blanc」まで読むと、彼らの家族との話や恋人が同性であることに対しての話なども出てきます。高校生だった彼らが大人になり、現実のひとつひとつに目を向けていく。それでも互いを想う気持ちだけはずっと変わらずにあって、2人で幸せになろうと前に進んでいくのですが、それがとても胸にきて泣けます。
また、この「同級生」は1時間の劇場アニメにもなっています。
「歌」をきっかけに繋がった２人を、サウンドを最大限に活かして綺麗に描いています。とにかく音も映像も美しい作品です！気になった方はぜひチェックを！
佐条利人 役：野島健児さん 草壁光 役：神谷浩史さん
中村明日美子さんは、他にも「ダブルミンツ」「Jの総て」「王国物語」などの作品で有名です。BLだけでなく「メジロバナの咲く」のようなGL(ガールズラブ)作品もあります。ハードな作品や思わず苦しくなるような話も多くありますが、「同級生」シリーズのように甘酸っぱい作品もあります。
BL初心者の方には「同級生」がおすすめですが、素敵な作品がたくさんありますので是非いろいろ読んでいただきたいです！
2.キヅナツキ「ギヴン」
著者 / キヅナツキ（@kizu_ntk）
出版社 / 新書館 出版年 / 2014年11月29日（1巻）
あらすじ
───奥まで刺さって、抜ける気がしない。真冬の声は、狂気で凶器だ。
ギター一筋で生きてきた高校生、上ノ山立夏は、ある日壊れたギターを抱えた佐藤真冬に出会う。ギターの弦を張り替えたことがきっかけに、立夏は真冬にギターを教えることになる。初めは渋々教えていた立夏だが、真冬の天才的な歌声に衝撃を受け、自分の所属しているバンドに真冬をスカウトする。初ライブに向けて準備していく間に知る真冬の過去と自分の知らない感情。音楽を通して交わる青年たちの青春群像劇。
感想
2作品目はキヅナツキさん(Twitter：@kizu_ntk)の「ギヴン」という作品です。
音楽がテーマになったバンドBLで、シリーズになっており、現在は7巻まで発売しています。
どの話でも、音楽を通して傷ついた過去と向き合ったり、受け止めて前を向いていくストーリーになっています。どのキャラクターも苦しい思いや過去を乗り越えてそれぞれの道を選んで進んでいきます。
ストレートに幸せに向かって進んでいくのではなく、痛みを伴うような、優しくて、切なくて、それでいて恋がしたくなるような作品だと思います！
立夏の慣れていない感じとか、不器用ながら真冬を大事にしている感じがたまらなく胸キュンです！
また「ギヴン」は、テレビアニメ、映画、ドラマ化、舞台化もされている人気作です。
キヅナツキさん独特の、繊細でデザイン性のある綺麗な絵柄はもちろん本当に最高なのですが、アニメも非常におすすめです。
作中に、キャラクターが前に進むきっかけになるライブシーンが出てきます。その曲はセンチミリメンタルという方がこの作品の解釈を落とし込んで書き下ろしているので、映像だとより一層作品にのめり込むことができるのではないでしょうか。
シリーズ一覧
1巻～3巻
あらすじに書いたように上ノ山立夏と佐藤真冬がメインで描かれています。（アニメ）
3巻～5巻
上ノ山の所属しているバンドのメンバーである梶秋彦と中山春樹、そして秋彦の高校時代からの同級生である天才ヴァイオリニスト、村田雨月の話がメインとなっています。（映画化）
5巻～7巻
真冬の幼馴染である鹿島柊と八木玄純の話
個人的な総評
(★→1 ☆→0 MAX★5 評価)
エロ度 ★☆☆☆☆ (1.0)
ほぼそういったシーンはありませんし、直接的なシーンもありません。ですが、先ほどの「同級生」に比べるとあるかもしれません。
エロメインで描かれている作品と比べたらないようなものですが、匂わせはたまにされているので念のため★1です。
爽やか ★★★☆☆ (3.0)
読後感は、「爽やか！」というよりは少し引きずるような、苦しさがあります。爽やか度が高ければ良作、というわけではありませんので心配なさらず！立夏と真冬の高校生組がちょっとずつ恋人らしくなっていく感じは高校生BLという感じがして爽やかです。
セリフ★★★★★ (5.0)
キヅナツキさんのセンスというか、絵柄だけでなくストーリー展開やセリフ、言葉選びが本当に素敵なんです。いくつもある言葉の中から、一番読者の胸に刺さってくる言葉を選んでいると思います。
泣ける ★★★★★(5.0)
間違いなく泣けます。特に、真冬の初ライブのシーンはハンカチが手放せません。乗り越えられなかった過去を思い返して、そして進んでいく選択をした真冬。感情を込めて、魂の叫びのように歌う真冬の姿に思わず涙です。
その他の情報
アニメ情報
上ノ山 立夏 役：内田 雄馬さん
佐藤 真冬 役：矢野 奨吾さん
梶 秋彦 役：江口 拓也さん
中山春樹 役：中澤 まさともさん
村田 雨月 役：浅沼 晋太郎さん
以上、今回は初心者向けの胸キュンBL漫画として2作品紹介しました。いかがでしたでしょうか？まだまだおすすめの漫画はたくさんあるので、今後も紹介していきたいです！
BL大好き魚川でした～！
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