美味しくない料理

私のルーツを。
あの鬱々とした10代を。
何者かになりたいわけではなく、ひたすらに此処を抜け出したいと毎日思っていたあの頃。
認められたくて、でもこの環境では共感すら得られそうにないという絶望感を。
妥協すること、人の顔色を伺うことが癖になっている自分のことが好きではなかった。なにをしている時の自分が好きかと聞かれて、声を詰まらせてしまう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?