サンバル職人
我が家にはサンバル職人がいる。
サンバルソース作りは、インドネシア・バリ島では”男の仕事”とされている。
唐辛子やらニンニク、強い匂いのする”トゥラシ”というエビを発酵させたペーストを石臼でゴリゴリと潰しながら作る辛いソースである。
これを使って、インドネシア料理でお馴染みの、ナシゴレン、ナシチャンプルなどを作るのである。
ここは日本であるが、我が家はバリ島の習慣に習って、夫がサンバルソースを作るのである。
だから、自分はいつまで経っても、サンバルソースの作り方をマスターできない。
やはり料理は自分で作ってみないと感覚が解らないのだと思う。
完璧なサンバルソースを作りたいからとわざわざ、バリ人の男性と結婚して、現地で居酒屋(ワルン)を経営している日本人女性のお宅にお邪魔してまでサンバルソース職人になろうとした夫はあっぱれである。
まだ可愛いころのドカ弁とちゃっかり。石臼と格闘中である。
緑の野菜は空芯菜(くうしんさい)、あとはテンペという豆腐を発酵させたものを揚げたテンペゴレン、手前の紫色のものはエシャロット。こんな材料をご飯の上にのせて、サンバルソースをつけて食べるのが、ナシチャンプルである。
バリ人はご飯を手で食べる。右手は神聖なものとして、食べ物は右手で食べるのが常識である。おしりを洗う左手はNGであるが、ドカ弁・・・。しかもつまみ食い・・・。
完全にくつろいでるちゃっかり。親戚ん家か!
そんなわけで、のちほど今夜の夕刊UNIで、特別編!unimam夫のサンバルソース講座をお届けしようと思う。
乞うご期待!!
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