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ドカ弁帰る。

一昨日から2泊3日の強化合宿に行っていたドカ弁が本日帰宅した。

LINEで連絡をしてみると、スナフキンと同時に同じようなスタンプが返ってきた。

こちらがスナフキン。

これがドカ弁。

ドカ弁が携帯を持ち出してから、uni家専用アカウントを作っているので、ドカ弁に送ったメッセージにスナフキンが返事してきたり、その逆もよくあるのだ。

まるで家族の掲示板のようである。

今どこ?と尋ねれば、夫と娘の居場所が同時にわかるわけで、便利なのであるが相手違いでやり取りしていることも出てきて、何が何やらである。

ごはんで釣ると、反応がよろしいが、都合の悪いことになると、父と娘はソックリな反応をするのが面白い。

既読スルーするとやいやい言われると踏んでいるのか、まず開かないのである。

考えてみれば、携帯がまだ普及していない頃、私たち親世代が使っていたのはポケベルであった。

都合の悪い親や、面倒くさい男の子からのベルが鳴ると、一切無視することを、『ベル無視』などと呼び、あんまりしつこいベル攻撃が続く時は、強行手段。

『ここは電波が届きません‼︎地下やから‼︎』

そんなことを言いながら、ブチっと電源を切ったりしていた。

好き勝手に自由に遊ぶことに夢中だった時期が私にもあった。

LINEは、確実に連絡できる便利な手段であるが、開いてしまうと、既読の文字が相手に出てしまうから、こういうわけにはいかない。

今、この既読スルーに敏感な子が増えているようで、携帯マナー講習みたいなものに参加すると、この既読スルーがいじめのきっかけになっていたりするなどと講師の方がお話されるので、ずいぶん息苦しいんやなぁと毎回感じている。

開かずにいればバレないが、じゃんじゃん鳴り続くLINEの中には、すぐに既読をつけて反応したい場合もあるのだろうから、LINEを開くのを我慢出来ないとき、既読スルー出来なくなる。

便利なようで面倒を呼び寄せるツールでもあるわけなのだろう。

しかし。

文字のコミュニケーションになると、もともとコミュニケーションが得意なタイプでない人は、かなり損をしそうだとドカ弁のLINEを見ていて感じる。

『来週の大会に来れるかお母さんに確認してみてと先生に言われた。しかし、自分は行きたくない。』

こういう内容の相談をドカ弁がLINEで送ってきたときのやり取りである。

サボりたいというアホな相談を寄越したのだが、誰に見られるかわからんやないか!と、こちらが機転を利かせた返事をしたつもりであった。

それに対してこの返事である。

バカ正直なドカ弁は、この機微みたいなものをすくい取ることが苦手なのだ。

そういえば。

亡くなった叔母のせっちゃんに、生前祖母がよくお説教していた。

『お前は菜種からカブラまでか!』

一から十まで噛み砕いて説明せなわからんかー‼︎ということを愚直すぎる娘に対してボヤいていたが、母としては頭を抱えていたのだろう。

おばあちゃん、あなたのひ孫はせっちゃんによーく似ておりますよ。

それにしても。

ドカ弁よ、あんまり笑かさないでもらえないか‼︎





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