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命日

猫のかゑでです。一年前の今日みづゑ姐さんが死にました。でもこの写真は死んでいるみづゑ姐さんの写真じゃありません。元気に生きてて元気に昼寝してる時のみづゑ姐さんの写真です。「ひもの」って書いてあるお魚の香りの箱に入ってスースー眠っている時の写真です。みづゑ姐さんはぴったりフィットの箱に入るのが好きでした。ぴったりフィットだととても気持ちが良さそうなので、かゑでも一緒に入ってフィットしようと思って何度か箱に入ろうとしてみたけど、姐さんに「シャー」とされて一緒の箱に入ることが達成されたことはありませんでした。みづゑ姐さんが死んだ時、姐さんはこれより大きな箱に入って、白いお布団をかけられていました。かゑではそれを見て妙な気持ちになりました。一緒に箱に入りたいと思いませんでした。家人はすごく泣いていて息が止まってしまうかと思いました。みづゑ姐さんが死んでもかゑでは生きていけるけど、家人が死んだらかゑでのご飯が困るので、家人には泣いて息が止まらないように、ちゃんと息をして生きていてほしいと思いました。家人の心の中はいつもみづゑ姐さんへの愛でいっぱいでした。死んでしまった時は家人の心の中がもっとみづゑ姐さんだらけになりました。かゑでのことも好きみたいだけど、みづゑ姐さんへの好きとは違う気持ちだとわかりました。シーバも好きだけど、刺身も好きで、それは比べられないから、そういう気持ちはかゑでにもわかります。かゑでは泣いたことがありません。これからも泣きません。食べて寝ます。今日は白いお花がいつもよりたくさん飾ってあります。いい香りがします。かじりたいです。

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