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Córdoba FUSION Series 12 Maple

今年2022年に買って良かったもの、それはCórdoba FUSION Series 12 Mapleというナイロン弦のギターです。
まずはこのギターを買うきっかけと、良かった所をお伝えしましょう。

Why did I decide to buy a nylon string guitar?

私は若い頃、主にエレクトリックギターを演奏のメインの楽器として使用していました。しかしながら、バンドではなくソロで演奏するにあたり、ギターアンプが利用できない場所で弾くことが多くなったために、中古のクラシックギターを購入して、文字通りギター1本のみで演奏することになったのです。

YAMAHA C−250

YAMAHA C-250

中古屋さんで、いくつかクラシックギターを何本か実際に弾いてみたところ、弾きやすくて音が良かったのがこのYAMAHAのクラシックギターでした。購入した後で色々と調べてみたところ、1977年に作られたギターで、当時は2万5000円で販売されていた入門用のギターだったそうです。

“French Lounge” at the Fabulous Cafe in December 19, 2010.

元々はエレクトリックギターを弾いていたため、クラシックギターのネックの幅が広くて太いので最初は弾くことに苦戦しましたが、やはりこのナイロン弦でしか出せない音があるので、いくつかのお店やイベントではこのギターを使っていました。

現在は、ショーロというブラジル音楽で使われている7弦クラシックギターが欲しくなった為、1弦追加して魔改造をしてしまったので、メインで使われることは無くなりましたが、さすがは世界のYAMAHAです。これはこれで、すこぶる低音が響くようになりました。

Cordoba FUSION Series 12 Maple

ソロとしての演奏活動は中止してしばらく経ちましたが、2021年12月24日、Nier Re[in]carnation というアプリゲームの公式YouTubeチャンネルのLIve配信があり、最後に生演奏される企画があり試聴しておりました。

映像では、3:11:14あたりからライブが始まるのですが、特にこのときにガットギターを弾いている、後藤貴徳さんの演奏に釘付けになりました。

生放送だったので、後藤さんのTwitterにギター演奏に感動した旨と、失礼ながら使用されているギターのメーカーを伺ってみたところ、すぐに返信を頂きまして、メーカー名とアンプに繋ぐことのできるエレガットギターであることを、親切に教えて頂きました。

残念ながら同じメーカーのギターは見つかりませんでしたが、これがきっかけで、同じようなタイプのエレガットギターを探し当てることができました。

Cordoba FUSION Series 12 Maple

後藤貴徳さんには、全く見ず知らずのギター弾きに親切に教えて頂いたことについてこの場で感謝とお礼を申し上げると共に、その後も何度かTwitterでやり取りをさせて頂いたりして、本当にお世話になっております。

有名なゲーム、およびアニメに参加されている方ですので、ご興味ある方はぜひTwitterなどで近況などご覧頂けたらと思います。

It was good to use the nylon string guitar.

www.cordobaguitars.com

Point 1

スペック詳細は、Cordobaメーカーサイトに記載がありますので省きますが、クラシックギターと同じ12フレットジョイント、つまりはネックとボディの付け根の位置が同一なので、感覚的にハイポジションの音の場所が掴みやすいです。

特に本当のクラシックギターはドットポジションもないものが多く、あっても9フレットではなく10フレットの位置にポジションマークがあったりするので、12フレットの位置というのは重要になってきます。

Point 2

また、エレキギターを弾く方でもナイロン弦のギターが弾きやすいように、とのコンセプトに作られたギターだそうで、本来のクラシックギターよりもネックの幅と太さが細くなっているため、とても弾きやすいギターです。
ただし、元々クラシックギターを弾いている方からすると、逆に弾きにくい可能性もありますが、私にはぴったりでした。

Point 3

なお、ボディのサイドとバックが綺麗なキルテッドメイプルとなっておりますので、フラメンコギターに近い作りであることも後から知りました。
音の違いとしては、かなり硬い音が出る、という印象です。私はまれにフラメンコギターのラスゲアード(右手の親指でアップしたり他の人差し指、中指、薬指をの爪で振り下ろすように音を出す奏法)を使うことがあるので、レスポンスの速い、キレのある音が出ます。

Summary

このギターを入手してから、JAZZだけではなく、本格的にBossa  Novaの曲を演奏してみたり、また基本に立ち返ってクラシック曲を改めて勉強し直したりしております。

こちらギターも例に漏れず、定価で10万円ほどだったはずですが、現在は12万円と値上がりしていましたが(2022年11月現在)、もしCordobaのギターを見かける機会がありましたら、他の同一スペックのクラシックギターよりも比較的入手しやすい値段設定だとは思いますので、手に取って頂いて実際に弾いて見ると良いかも知れません。

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