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追憶の2020年 ~一箱古本市、ミリオンライブ、電音部、Vtuber(の音楽)~

私を含めた大抵の人にはどうでもいいことだが「書肆ヘルニア」は2020年で5周年を迎えました。

特に何かするつもりはなかったが、世界が勝手に2020年を特別な年にしてくれたので、これはそういう記録です。

一箱古本市

5周年なのに私が出店している雑司ヶ谷みちくさ市、川口ブックマーケットがコロナウイルスで開催されなかったので、出店しないまま終わりました。だから書くことがない。

さて様々なイベントが開催されるようになったし、一部では開催されていますので、みちくさ市も川口ブックマーケットも来年は開催されるといいなぁと思います。ただ連絡先などを主催者に知らせるイベントと違い、往来で不特定多数の人と接触し誰が来たか判別できないことを考えると、今まで通りに開催されるかどうかという気もしますが。

ミリオンライブ

2017年のミリシタサービス開始から始めて、2018年、2019年とライブに行っていたのですが、コロナウイルスの影響で5月開催予定の7thライブが中止。

というわけで、今年行ったミリオンライブのイベントは1月の6th仙台公演BD発売記念トークショーと『Memories of UNI-ON@IR!!!!』だけ。

もっともライブが中止になったとはいえ5月の生配信、6月の1st~5thライブ一挙配信、7月のアニメ化発表は盛り上がりました。特にアニメは5thでも6thでも発表がなかったからしないものだと思ってたので余計に。ただ7thでアニメ化が発表になっていたかもしれないと思うと、余計にコロナウイルスが腹立たしい。2018年にニコニコで配信された3rd幕張公演Day2の4th武道館発表を見て「なんで俺はこの場にいなかったんだろう」と悔しかったのだ。だから次はそういう場に立ち会いたいと思っていたのに現実は非情である。

というわけで、7月くらいまではモチベーションもあったのですが、だんだんモチベーションが下がっていったのは事実です。

まず私が飽きやすい性格で色んなジャンルや作品にハマっては3年くらいで飽きるということを繰り返しているのですが、ミリシタが配信されてから3年ということでそういう時期が来たかと。でもライブやリリイベがあるから大丈夫だろうと思ったらライブもリリイベも無くなったのが痛かった。

つまるところ現場に行かないことで他人の熱に当てられることがなかったし、発見もなかったために飽きの方が上回ってしまったのかなぁと。現場に行けばフラスタや各種企画といった様々な方の熱を感じます。またアイマスの現場では名刺交換という交流があり、その中で新しい発見をすることもありますが(そもそも来ている人を見るだけでも発見がある)、そこが断たれてしまったのはモチベーション維持という点で大きかったと思います。

それ以外にもありますが、それ書くと運営に対する批判と文句にしかならんので書きません。

こういう事を書いておいてなんですが、私はミリオンライブは好きだけど、私にとって重要なのはコンテンツそのものよりもその中での発見や出会いなんですよね。だから自分の欲しいものが得られるならそれがミリオンライブである必然は無い。そういう事に気づいた1年でした。

電音部

で、ミリオンライブへのモチベーションが下がったところに来たのが電音部でありました。結局バンナムに金を落としていることに変わりない。

さて電音部は発表時に名前は聞いてましたが、追いかけるつもりはありませんでした。それが変わったのはサブスクでアキバエリアの楽曲が解禁になってからで、聞いてみると曲が良かったので多少興味が湧いてきたのでした。その後も続々サブスク解禁しましたが、どのエリアも1曲はいいと思えるのが驚き。楽曲単体では『good night baby』が好みですが、全体的にはアザブエリアが良いです。おかげでSpotifyのランキングTOP5のうち4曲が電音部になってしまいましたが、このランキングは本当なのかね。そしてOrbitalの場違い感。

果たしてこのコンテンツがどのように展開されるのか不明ですが、正直、音ゲーで無ければなんでもいいです。

ちなみに電音部の配信はYouTubeでも公開されていますが、個人的なオススメはデジタルクリエイティ部です。

Vtuber(の音楽)

さて電音部に触れたとなるとVtuberにも触れざるを得ない。Vtuberに触れたのは秋葉原アトレとホロライブがコラボがきっかけで、そこで初めてオリジナルの曲を歌っているのを知ったのです。この人達は他人の曲を歌うだけじゃなかったのかと思い、Spotifyで楽曲を聞いたところ良いと思ったので興味を持ったのです。

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興味を持ったはいいのですがホロライブがゲーム配信の件で炎上するは、YouTubeの配信がやたらと長い。私はアイマスとか追いかけておきながら演者自身にはほとんど興味がないという人なので、3時間の雑談配信とか聞く気になれない。というわけで自分とは無縁のものとして処理したのでした。

ところが電音部にはシブヤエリアのキャストはにじさんじ所属のVtuber、コンポーザーにもVtuberがいるのである。そのため、またVtuberに触れることになったのである。

で、楽曲については先行発表された『Shining Light』よりも『ペトリコールを渡って』が良かった。「シブヤは最強」というイメージ通りの曲を先に出して、こういうのを出すのは巧いしズルい。さらにVtuberがコンポーザーのハラジュクエリア曲が良かった。このあたりでVtuberの音楽の勉強をすることにする。もっともやっていることはSpotifyがオススメしたものを聞いているだけなのですが。

いろいろ聞く中で(もっともいろいろありすぎるくらいだが)、個人的にいいと思ったのはメトロミュー。それから電音部にも曲を提供しているミディ『HY3ER L1NK』も良かった。あと花鋏キョウも良い。

さらにSpotifyで探すには数が多すぎるということでこんなイベントのチケットを確保してしまったのだが、いったんハマるとすぐイベントとかに顔を出すのが3年で飽きる原因なんじゃないのとは思う。

まとめ

こう書いてみると新しいコンテンツや音楽との出会いもあり、悪くない年ではあったと言いたいのですが、やっぱり物足りない。つまるところほとんどがオンラインで終わってしまってリアルの体験がほとんどなかったのが物足りなく、どこかのっぺりとした1年に思える原因なのかと思います。あとオンラインには「既知だと思っていたものが未知だった」というような驚きがない。

最近の情勢を考えると予断を許しませんが、2021年はもう少しリアルイベントに足を運びたい。とりあえずは2/6、2/7のバンナムフェス2nd。


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