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私のオススメSideM楽曲10選



はじめに

はじめまして!瓶覗(かめのぞき)と申します。
雨彦さんと圭さんを中心にLegendersとAltessimoのPをしつつ、
カフェパレが箱で大好きで、特に神谷さんと東雲さんが好きです。
今回こちらの企画に参加させていただくにあたり、初めてnoteに登録してみました

さっそくですが、わたしは文章を簡潔にまとめる能力が無くひたすらに長い文章を書いてしまうタイプです。
小学1年生の頃には原稿用紙14枚の作文を担任に提出し困らせました。

ということで以下かなり長文になりますので、お時間のある方はのんびりと、もちろん読みたいとこだけ読んだりしていただいても構いません。
それでは、自分の好きな曲、思い入れのある曲を出会った順にご紹介したいと思います!


The 1st Movement〜未来のための二重奏〜/Altessimo


この曲無くしてわたしとSideMの出逢いは語れないんですよ。
ひと言で言うとこの曲は「わたしとSideMの出逢いの曲」

〜以下、曲についてというより私とSideMの出逢いの話になってしまうので読まずに飛ばしてもろて大丈夫です〜

これは曲についてというかSideM全体の話になっちゃうんですけど、私がこの作品に出逢ったきっかけは、命の恩人ともいえる某友人Pの「かめちゃんになんかこう…雰囲気というか…なんかすごく合いそうなユニットがいるのでまずは曲を聞いて欲しくて」というひと言からでした。
ちなみに余談ですがわたしは大学時代音大とかじゃないけどクラシック音楽を学んでいた時期があったんですが、友人Pはそれを知らずにわたしにアルテをおすすめしてくれたらしい。ものすごい嗅覚である。

彼女と出かけた帰りに彼女の車の助手席に乗っていた状態だったので、言い方は悪いが良い意味で逃げ場が無かった。わたしはそもそも人からのおすすめをそうそう受け入れないタイプなので、LINEとかで言われても「おっけ~そのうち聞いてみるね~」で終わっていたかもしれない。あのタイミングで聴かせてくれたことを本当に感謝しています…

〜ここまで〜

まじでSideMのSの字も知らなかったんですが、なんでかわからないけど聴かせてもらいながら泣いたような記憶がある…なんだったんですかね、歌詞とかアイドルの生い立ちとかなんにもしらなかったけど、初めて聴いて泣いてしまうほどの強烈で、かつ繊細な出逢いだった。
もしかしたらあの時あの場でこの曲を聴いていなかったらわたしはいまプロデューサーじゃないかもしれないと思うと絶対に外せない一曲です。

「この歌が君に届くのならば」

この歌詞、「届いてほしい」とか、「届いたから」とかでもなく、「届いたならば」という表現がすごく彼ららしいなと思っています。
曲がりなりにもクラシックに触れて、歌を歌っていた自分にとって、恐らく「音楽に触れることにより感じる喜び」とか、何より「音楽が人に届くことの喜び」を歌われるのにたぶんすごく弱くて。
この曲は、それが歌詞にはもちろん、歌声や曲調や楽器や音楽全体から伝わってくるので本能的に自分に響く曲だったのかもな~と思います。

ちなみにこの後友人Pから借りたセカライ円盤を観ることになるのですが、セカライのT1Mのあの、背景のあの、たくさんの音符がきらきら背景に溢れんばかりに輝いているやつ、あの、伝わりますか?あれが狂おしいほどにすき
あまりに美しくて、あの背景映像だけ見ても下手したら泣くかもしれない
ちなみに当時のわたしはこの曲を「数年に1回出会う聴くと無条件で泣いてしまう曲」と言っていました


ちなみにライブの話になりますが、わたしがこの曲を初めて現地で聴けたのは6th神戸公演でした。
なんかもう、いままで音源やライブ映像とかライビュで聴いてきたどの「The 1st Movement」よりも、なんかもう、……ッ、…………凄くて。
なんか、今日の、なんかすごくないか…??いや、これが生で聴くすごさなのか、え、こんなに違うのか……て思ってたんですが、ライブ後TLが「なんか今日の土岐さんすごくなかった?」で溢れており「やっぱそうだよね!?!?!?!?!?」となった記憶がある


String of Fate/Legenders


前述の通りわたしのSideMとの出逢いは友人Pに聴かせてもらった一曲だったわけですが、プロデューサーになったきっかけ=いわゆるまじでこの沼に落ちたきっかけといえばセカライの円盤だったといえるでしょう。
「アルテが出てます」と言われて覚悟しながらセカライの円盤を観たわたしはそのまま素直にアルテPへの一歩を踏み出したわけなのですが、そんなわたしに覚悟していなかった方向から衝突してきたユニットがいました。そう、Legendersですね。

アルテを目当てにセカライを見ていたわたしは、お目当てのアルテで無事ぼろ泣きし「あ~アルテ…なるほどね…良いかも…」とアルテ推し(当時は担当という概念も知らなかった)になる覚悟をほぼ決めていました。
…と、思った数秒後、完全に油断した状態で知らんユニットの知らん曲を観ることになるのですが、なぜか目が離せなくなってしまいました…

セカライでは「Legacy of Spirits」と「String of Fate」の2曲を聴いたわけですが、特に自分に刺さったのがString of Fateでした。

「見えない糸を手繰り寄せるときに 
偶然なんて言葉は無い」
「見つける事は選ぶことと同じ」

なんというかこう…わたしは人生において経験したり遭遇したりする出来事や人とかそういういわゆる運命みたいなものについて、こう、神さまというか人ならざるものというか、自分の力では操作できない場所から提供されるものみたいなイメージがあったんですよね。
でもこの歌詞でそういうすべての出逢いとか経験って「自分」が関与してるんだ、みたいな、自分だからなんだ、みたいな。
そういう部分にすごく感銘を受けた気がします。

そしてもちろん曲がよかったのは言うまでもないのですが、たぶんあのセカライでのキャストの皆さんのパフォーマンスもわたしがレジェにドボンした理由だったと思います。
ラスサビ前の各ソロパートからラスサビに入る部分。
離れたところにいた3人が歩み寄り、向き合って、手を重ねて、糸に見立てた運命を自分に引き寄せるような振り付け。
あの部分の御三方の力強さみたいな、覚悟みたいな、なんかこうすごく強い想いを背負っているような姿に、彼ら(アイドルたちもキャストさんたちも)のことなんてなんにも知らないのに自然と涙があふれたし、一気に引き込まれました。
そして伝説の最後のMCでのお姿をみて、「この人たちの背中をずっと見守って、支えていきたい」と強く思ったことがLegendersPになった理由(わけ)だった気がします。

ちなみにわたしのリアルライブ・イベント初現地参加は2019プロミだったのでずっと「死ぬまでにストフェを現地で観たい」と言っていたのですが、
初めて現地で観られたのは2021プロミでした。
奇しくもあの日は自分の人生で初めてのアリーナAブロック。
イントロが聞こえた瞬間になんかもう本当に子供のころからの将来の夢が叶ったかのような感動と衝撃を受け、そのまま泣きながら固まっていたような気がします(記憶はあまりない)
ただし、あの頃はいまやあまり聞くことのなくなったソーシャルディスタンスが重要な時期で、神速のクロスマイクも無ければ、わちゃわちゃするハイジョも見られず、そして、前述したとおりわたしの大好きな歩み寄り手を重ねるレジェの3人を見ることもできませんでした。
なので今は、「死ぬまでにソーシャルディスタンスの無いストフェを現地で観たい」が新しい夢です。


GLORIOUS RO@D/315 ALLSTARS


全体曲のなかからも一曲選んでみよ~と思ったときに「PRIDE STAR」や「Take a StuMp!」とも迷ったんですが、候補曲のなかで自分が最初に出逢ったこの曲を選びました。

わたしはサドライツアーが始まる数日前にセカライでドボン→「えっ、ライビュの当日券あるんですか!?い、行くか…」からサドライツアーのライビュに通うことになりPになったので、はじめて観たのはセカライの円盤でしたが、ライビュとはいえリアルタイムで観たのはサドライが初めてということもあり、なんかこう…セカライ生まれサドライ育ちみたいな感じなので(?)
そんななかで歌われていた全体曲、「Reason!!」と「GLORIOUS RO@D」についてはなんかもう親みたいなもんですよね。(?)

これはコンテンツのコンセプト的に他のSideM曲にも当てはまるものはあるかと思うんですが、
グロロのすごいところって、ド頭から「再挑戦」を応援しているところかなって思っています。
挑戦って、初挑戦もあれば再挑戦もあると思うんですけど、それぞれに違った想いとか感じる事とか背負うものがあると思います(もちろんどっちのほうが大事とか良いとかではなく)
そんななかで、ここまで「再挑戦するだれか」にこだわって応援してくれる曲って、すごいとか良いとかはわかんないですけど、少なくともわたしは大好き。
だって歌詞ド頭から「ここからもう一度始めるよ」ってすごくないですか…?もう一度、なんだよなあ
その他の歌詞にもなんらかの理由で1回目の挑戦を終えて、もう一度何かに挑戦するだれかへの想いがたくさん詰まっていて、
すごくきらきらしててあったかいうえに心強い、力強い曲だなあって思います。なんかうまく言えないけど、すごくSideMらしい曲で大好き。

そしてまたライブの振り付けの話になって申し訳ないんですけど、
ラスサビ前の

「歩いてきた 今までの道に刻んだ想い
連れて行くよ 
ここはまだ終着点(ゴール)じゃないから」

のところの、床を愛おしそうになでて大事なものを胸にぎゅっと連れてくる振り付けがだいすき~~~~~
だれかが今まで歩いてきた道も、いま自分が立っているこの場所も、そしてここに立っている自分自身のことも、
すごく大切に大切にしているように感じる大好きな振り付けです
円盤で担当が抜かれてるとまじでうれしくなる


Eternal Fantasia/Café Parade&Altessimo&Legenders


これはもう簡単です
「担当2ユニットと推しユニットが過不足なく揃うことなんてある?????」
冒頭にも書きましたが自分はレジェアルテPのカフェパレファンなので、この曲が来たときの衝撃ったらなかったです。まじで夢かと思った。わたしが決めた?

10人もいるのにライブでオリメン披露したことある、っていうのもすごいですよね……とはいえあの日(サドライ幕張2日目)はライビュだったので、いつか、生で観られたら嬉しいな……
ちなみにもちろんオリメンがベストなのはいうまでもないんですけど、個人的にはカフェパレに自分の担当ふたりが出張したみたいな感じの4th二日目エタファンも結構好きです

この曲の好きなところっていっても好きな人たちが好きな曲歌ってんだからぜんぶすき!!!て感じなんですが、
Aメロの各アイドルたちの名前や好きなことや関係のある言葉が入っているのが素敵ですよね~
どのパートもアイドルのことを思って愛しくなっちゃう

あとは各サビ前半に各ユニットごとのパートがあるんですけど、

レジェ「違う運命さえ繋がって未来になる」

これこれこれこれこれ
ストフェの回(?)を読んでいただいた方にはこの歌詞がわたしにぶっ刺さる事はもうおわかりですね?
こんなんストフェのラスサビの振り付けのまんまじゃんか……違う運命(ソロパート、それぞれ生きてきた3人)が(手繰り寄せた糸が)繋がって(3人一緒になった)未来になるんだよ………カーーーーーーッ!!!!!!!!

「出会ったのは偶然じゃないって
とっくに信じているんだ」

この部分の歌詞もやばいし担当がふたりともこのパートにいるのもやばい
そうか…そうですか…わたしがあなたたちに出会えたのも偶然じゃないって言ってくれるんか………

あとこの曲について見逃せないのが以下の部分

(レジェ)大切な
(アルテ)この気持ち
(カフェ)教えてくれた
(雨彦・圭・幸広)君だから

いや担当×2(雨彦・圭)と推しユニットのなかでも特に好きなアイドル(神谷)のトリオパート最高~………………ん?
これなんでこの3人なんだ???
リーダーだったら圭さんじゃなく麗さんが歌うはずだし、
センターなら雨彦さんじゃなく想楽くんが、神谷さんじゃなくアスランさんが歌うはずだと思うんですよ
こんな、こんな……わたしが自分で好きな3人選んだみたいな!!!!!!!!!!
いやこれ本当になぜなんでしょうか
どなたかご存じの方よかったら教えてください
わたしはバカなのでずっと自分に都合の良い夢だと思っています……


Sunset★Colors/High×Joker


一曲くらいはアニメから考えてみよう!と思いまして
わたしはいつもアンケートとかあるたびに一番好きなのは「10話」と答えてます。
もちろんね~~~~~5話のS.E.Mにはアラサーとして完全に泣かされたし、6話W回はあの話を見せられたあとの「AFTER THE RAIN」はさぁ!!!!!っていつも思ってるし担当がきれいな湯にしといてくれる話も好きなんですけど。

あのすれ違いを経たあとの、ひとりでビラ配りをする四季くんでいつもいつも胸がギュッッッッッとなってしまうし、なんと言ってもライブでの旬くんの「ラスト!ハイパーアゲアゲボーカル…四季ィーーー!!」のところが今でも脳裏にこびりついており…一瞬の静寂、アイコンタクト、うなづく旬、からの「レッツゴー!」で、…ちょっとすみません一回涙ふきます
とにかくこの曲単体というよりも、あの10話まるごとひっくるめて大好きだなという曲です。

ちなみに言うまでもないけど3rd仙台の生演奏もほんと、アニメを思い出してそれはも~~~~~~~~~感動しました。
ただ当時まだPに足を突っ込みかけだった自分は「仙台は今のところ担当とか推しがいないので…」って唯一ライビュに行かなかったんですよね。バカ!!!!!!!!!!
当日ライブ後TLでことを知って「生……演奏……………?」って後悔したのをよく覚えてます。
ピアノもバンドもライビュでリアタイしたかったよ…………………


伝えたいのはこんなきもち/もふもふえん


SideMには数々のいわゆる救済曲と呼ばれるものがありますよね。スリーブレスとかSOOTHING PLACEとか、アトモスフィアとか、ミュージアムジカもそうかもしれません(ほぼふれーむやないか)
そんななかでわたしが一時期よく救われていたのがこの曲です。

特にすごいなと思うのがこの歌詞

「しあわせってなんだろう? 
たくさんこたえはあるだろうけど ぼくたちのこたえはね 
ちゃんとムリヤリじゃない笑顔のきみを これからも見てること」

いや打ちながらまた泣きそう。
SideMの励まし方とか寄り添い方っていろいろあるけど、この「ムリヤリじゃない笑顔のきみが見たい」、って、すごい言葉だな~と思うんですよね
自分が元々営業あがりで人に良く見られようとしてにこにこして気疲れするタイプだからかもしれないのですが、とにかくこの部分の歌詞が深く長く刺さっています。
なんといってもこの、他でもない私たちがいつも一緒にいるアイドルたちが、「ぼくたちのこたえ」としてこの言葉を伝えてくれてるところにもうあ~~~~~~~~~~ちょっと一回泣いていいですか?あかんこの曲ほんとにね
「ムリヤリじゃない笑顔になってほしい」じゃないんですよ
「あなたのムリヤリじゃない笑顔を見てることがぼくたちのしあわせ」って言ってんですよ

え?タオルとってきますね

なのであの、あれです、そう、ちょっとしんどかったり疲れちゃったりするとき、おなじみのスリーブレスとかもいいんですけどよかったら一回聴いてみてください
「伝えたいのはこんなきもち」おすすめです。
わたしもあなたのムリヤリじゃない笑顔が見たい


ミュージアムジカ/W&Café Parade&もふもふえん


もしかしたらわたしの10選のラインナップや担当とかでなんとなくバレてしまってるかもしれませんが、
わたしは元々バラードとかなんかエモちっくな曲を好きになりがちです。
そんななか「いままで好きなタイプの曲じゃないのになんかぼろ泣きしちゃった!!!!!」になったのがこのミュージアムジカ

たぶんリリース当初はそこまでリピートしてなかったかと思うんですが…7th神戸現地でこの曲を聴いたときにはドバドバに泣いてしまい、その後大好きな曲になっちゃいました。
どのくらいこの曲がしっかり刺さったかというと、わたしは不定期でたまに人前で歌わせていただく機会があるんですが、神戸公演でこの曲を聴いたわたしは「この曲……絶対に聴いた人たちの誰かを元気にできる…!!」みたいな確信があり、そのすぐ後にあったライブで歌いました。

これはあまりにも偏見で申し訳ないので「ようわからんなあ」と思う方は気にしないでほしいのですが、
世の中には「まじめな頑張り屋さんなのにまじめがゆえに息苦しい想いをしている」タイプの人たちが一定数いると思っています。
わたしは自分が頑張れているとかまじめだとはあまり思えないのですが、いろんな場面で「まじめだね(含み笑い)」みたいな指導を受けて泣いてきたことが何度もありました。
そんな人間たちにとって、「バカになれ」ということばはものすごく効きます(※個人の感想です)

とにかく言うまでもなく天才の歌詞のオンパレード曲

「感受性のハプニング ”ズキ”より”スキ”にしてみませんかぁ」

って……なに!?!?!?!?!?!?
何を食べて生きているとこんな素敵な言い回しが思いつくんだろう…

あと自分が歌わせていただいたときに個人的にも刺さったし誰かにも特に届いてほしいと思ったのが2番サビ

「キャラ変がどうしたって?
最高じゃんか!もっと見せて 照れないで」
「さりげないと気づかない じゃあもう騒いじゃうぞ」
「そういうキミ意外と なんていうか…ステキだよ 超アリ!」

これはね~ぜったいこの言葉によって救われるひとがいると思うんですよね、この世に(でかめのスケール)
思い切るとかキャラ変ってなかなか勇気がいることだと思うんですけど、それを応援してくれるだけじゃなく、
がんばってみた先の自分も肯定してくれる。ステキだよ、超アリ!ってすごいよ(すごいよ)
SideMのなかでも、「誰かに届いてほしい」と思う気持ちが特に強い一曲かもしれないです


装-So Beautiful-/彩


いや~これは大変申し訳ないんですけど、ほんとはね、もちろん全ユニットの全曲をちゃんとすぐに追いたいです。
でも正直なところ、サブスク解禁されるまでは「ごめん、試聴だけ聴いてライブに来てしまいました」ということがありました…この曲もそうでした。

漠然と「彩の新曲なんかいいね~」とは思ってたんですが、ライブで初めてフルを聴いたわたしはこの歌詞で雷に打たれました

「あなたが振り返るときにそっと 
袖を右左(みぎひだり)に揺らした 風はこの気持ちに気付いたのかな」

書きながら泣いてるんだが
何故私にこの歌詞がそんなにぶっささったかというと、私が「振袖の袖を左右に振る意味」を知っていたからかと思います。
わたし何度か転職してるんですが実は前々々職が呉服屋でして、着物の販売をしていました。
そのおかげもあってすこし着物の知識があったので、「かつては男性に愛の告白をされた女性が、言葉で答える代わりに「はい」の場合は左右に、「いいえ」の場合は前後に長い袖を振ることで返事をしていた」ということを知っていたのです。
(ちなみにここから振る、振られるっていう言葉も生まれたとかなんとか)

なので、この「袖を右左に揺らした」って歌詞を聴いた瞬間に「えッッッッッ…とんッでもないおしゃれラブソングだこれ!!!!!!!」となると同時に、でもそのビッグラブを前面に押し出すのではなくこんなにも慎ましやかに表現している美しさが、まさに袖を振ってお返事をしていたかつての女性の慎ましやかさと重なって、なんて美しい歌詞だろうと思いました。

「あなたが振り返る時にそっと 
袖を右左に揺らした 風はこの気持ちに気付いたのかな 
遠い昔に袖を通した誰かの想いも重ねて 
着付けているその姿」

ここの部分に着物や、伝統や、遠い昔に恋心を抱いた誰かやその表現方法の歴史や、いろんなものの美しさが丁寧に繊細にぎゅっと詰まっているような気がして本当に大好きです。
これぞ彩。あまりに伝統を本当に美しく重んじている…
この美しさを表現するうまいことばが見つからないのが悔しいのですが…


mermaid fermata/Altessimo


担当や推しユニットであればあるほど、「もうぜんぶ好きだよ」の気持ちがあるからか曲の順位ってつけられないです
アルテのユニット曲のなかでどれがいちばん好き?とか言われても正直ぜんぜんわからないんですが、
そんななかでもなんとな~く「なんか…いちばん…好きかもしれん……」と思うのがこの曲

繰り返しになっちゃうんですが、プロとか仕事とかではないんですけど音楽とそこそこ連れ添ってきた自分にとって、
アルテが音楽しかない世界で生きてきて、音楽によって傷つくことも立ち止まることもあって、だけど結局音楽しか無くて、
みたいな部分は、なんだろう、おこがましいけど、少しわかる気がするって思う部分で、
だからこそアルテのふたりの「音楽の美しさや楽しさや喜びだけを歌っていない曲」がとてもすきです。(圭さんのソロとかほんとどっちも大好き)

SideMって本当に頑張っている誰かを応援してくれる曲がいっぱいあるんですけど、頑張ろうとすることすらつらい人も見捨てないでくれる。

「安らぎもどんな美しいシーンも
透明な身体を過ぎるだけ」

本当にしんどい時って、なにか好きなものとか綺麗なもので元気を出そうと思っても、なんかそういうものもぜんぶ自分の心とか脳を素通りしていっちゃう感覚のときってありますよね…うまく受け止められないというか

「大丈夫、束の間今はフェルマータ」

ひと休みしている人にも「大丈夫」って言ってくれるんですよねこの曲は。

あとはこの曲はオケコンで聴くことができたっていうのも印象深いです。
自分はちょっと理由あってオーケストラとか、クラシック音楽とか、そういうものに触れるのをちょっと避けてる部分もあったのですが、
いやわれらがAitessimoが事務所代表してオケコンでるのに行かないわけにはいかないよな………と思って観に行きました。
結果、行ってよかったと思ってます。
「The 1st Movement」の最後の最後、アルテの二人が振り返って指揮者が音楽を締める振付け大好きなんですが、
あの動きで本当に生のオーケストラの演奏がやむ瞬間をこの目で観る事なんてある?????あったんだな~これが
まじであの瞬間生きててよかったって思いました
本当にすごかった…

話が別の曲に脱線してしまいましたが、mermaid fermataで印象的だったのはなんといっても最後の最後
元々素敵な楽曲ではあるんですが、本家によってあんな最高アレンジが聴けるとはおもわないじゃないですか………
(なんの話…?てなっている方に簡単に説明すると、CD音源にはないオリジナルハモリアレンジがありました)

あの瞬間「まじか」「やられた」「良すぎる」「えっ」を全部詰め込んで「ウッッッッッッッワ」てなりました
なんかもう最高以外の言葉が見つからなくて悔しいんですが、あまりにも最高だったな……何それ知らん…!て方にもぜひ一度でいいから聴いてほしい…


PERMAFROST/Legenders


これはね~書こうか迷ったのですが、「自分が思い入れのある曲」と言われて外すわけにはいかなかったので書くことにしました。
PERMAFROST、みんな待望のレジェのラブソングかついままでにない温度感の曲で、わたしもそりゃあもちろん試聴時点で「うっっっっわなんか好きそうな曲きちゃった………」とは思ってました。
あとは一部ではこの曲が「死別」の曲ともとらえられると言われているところにもちょっと特別なものを感じていたのかもしれません。

そんなこの曲が自分のなかで他のものと比較するとかそういう次元ではない特別な曲になっちゃったのは、7th愛知公演でした。
突然なんですが、自分は数年前に家族や親族や恋人ではないのですが自分の人生においてかなり大切な方を事故で亡くしておりまして。
自分がこれほど音楽とか歌に執着するきっかけをくれた人でした。恩師というかなんというか。

愛知公演現地でPERMAFROSTを観て、聴いていたとき、もちろんまわりのオタク同様に待望の新曲、ラブソング、スタンドマイク、やばい……………ッ、っていう状態で序盤からとても無事ではなかったのですが、
なぜか、曲の途中でふと、その恩師のことを「ふと思い出した」とかいう勢いではなく、なんというか「バチンッ!」と浮かんできたみたいな衝撃があったんですよね。
これはちょっと嫌な気持ちになる方がいらっしゃったら申し訳ないのですが、そのとき目の前であの曲を歌っている人に、恩師の姿が重なってしまったような
いや~…今思い出しても、すごい衝撃でした
その後あの最後の演出も相まっていままでに現地で曲聴いて泣いちゃったのとはなんか事情が違うくらいの状態で涙がとまらなくなってしまって、実を言うと本当に申し訳ないんですがみのりさんソロの序盤くらいまでほぼまともにライブ見てられないような状態でした。(うそ、わんだーまーちんぐでみんなでまーちんぐしてたのはあまりの良さにちょっと復活してたかもしれない)とにかくずっと泣き続けてました。
自分でもなんであんな泣いてたのかよくわかんないな…

「そう…重ね合った日々が この心形創っている」

わかるな〜
一緒に過ごした時間とか感じたこととか、話したこと、一緒に見たり食べたりしたもの、聴いたもの
そういうものたちによって今の自分が形創られてる感覚があるんですよね

そういえばわたしは愛知公演までこの曲を眉間に皺を寄せて歌うじゃないけど、こう、切なさで歌う曲だと思っていたんですが、
愛知で拝見したこの曲をパフォーマンスする笠間さん as 雨彦さんが本当に愛おしいものを慈しむような、あったかい表情と声だったんですよね。

いままでわたしは恩師のことを思い出したり考えたりすることは寂しいし哀しいことというイメージが強かったけど、この日をきっかけに、哀しいと同時に愛おしいとかあったかいものでもあるのかもと思っています。
こんな大切なことを感じさせてくれたこの曲はやはり好きとかいう概念を超えた特別な曲になりましたし、そんな曲を他でもない自分の担当アイドルが歌ってくれているということに一生感謝しています。


番外編

惜しくも10曲に入れられなかったけど書きたかった曲を本当にひと言で書いておきます

◆組曲-to All Ages Concerto-/Altessimo&彩
「この曲の良さを伝えるのに言葉を並べるのは難しすぎる」

◆PRIDE STAR/315 ALLSTARS
「みんな神戸であれをお出しされた瞬間泣いたでしょ」

◆Present For You!!!!!〜A day in the cafe〜/Café Parade
「「迷っているその笑顔それが贈りたかったものなんだよ」の歌詞を噛み締めながら当時喫茶店で働いていた」

◆Happy's Birthday/S.E.M
「本当に大好きな歌詞がいっぱい詰まってる歌詞大天才曲なんだけど1つに絞れと言われたら「ありがとうより大切なのは君が毎日幸せなこと」」

◆GO FOR IT!!/315 ALLSTARS(渡辺みのり、信玄誠司、硲道夫、山下次郎、葛之葉雨彦)
「こちとら何年もみのりーず改め男極FIVE!の供給を待っていたんですがまさか本当に曲が出るしライブで観られるとは思っていなかった本当にありがとう男極FIVE!!!!!!!!!!」

◆Eclipse of the heart/Legenders
「暗闇から始まるような曲がサビ前のキラキラした音で光を得るような感じがどうしようもなく好き8th円盤はやくください」


あとがき


はじめはそこそこの文字数に落ち着かせなきゃ…と思っていたのですが、途中から開き直った結果1万字超えとなってしまいました、すみません…でもフォロワーも12000字書いてたので!!!(人のせいにしないで)
曲の良さを伝えるというより自分とこの曲との思い出、感想文、日記みたいになってしまい恥ずかしさと申し訳なさで投稿しようか悩んだのですが、ひとまずいったん放流してみることにします。
読みやすい文章ではなかったかと思いますが、ここまで読んでくださった方、少しでも目に留めてくださった方、ありがとうございました…!

担当(レジェアルテ)のCODたのしみ〜〜


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